日本の証券取引所では、「単元株式数」を株式の売買単位としています(単元株非採用会社を除きます)。(※)
一方、米国の株式市場では日本の単元株制度に相当するものはありません。現物取引は1株から取引することが出来ます(信用取引では別ルール有り。)。
ただし日本国内の証券会社で米国株を売買する場合は、各証券会社で独自の売買単位ルールを設けていますので注意してください。
※日本株の状況
単元株とは、「株主が株主総会等において一個の議決権を行使することができる一定の数の株式数として定款で定めることができるもの」をいいます(会社法第188条)。
日本の会社では、過去の商法改正等により単元株式数が各社各様(過去最大8種類)で、投資家の利便性を低下させる一因として、整理すべき課題の一つとなっていました。全国の証券取引所に上場する内国会社の普通株式の売買単位(単元株式数)を、最終的に100 株へ統一することを目標にして、2008年より集約がすすんでいます。
まずは 100 株と 1000 株の 2 種類に集約させ、最終的に100株にすることが目標です。
単元株式数の増加・減少には、ケースごとにそれぞれ株主総会特別決議あるいは取締役会決議が必要です。
(参考)東京証券取引所の単元株式数別上場会社数の状況
http://www.tse.or.jp/listing/unit/
2012年3月末時点
100株:48.2%
1000株:39.5%