「米国株のブル相場がまだ終わっていない3つの理由」

米国Yahoo Financeの10月8日の記事「米国株のブル相場がまだ終わっていない3つの理由」(Jeff Macke氏)を簡訳で紹介します。

出所:Yahoo Finance 2014-10-08
3 reasons yesterday’s sell-off wasn’t the end of the bull market

10月7日、S&P500は1日で1.5%以上急落した。9月の米株市場は過去最高値を更新し続けたが、3週間後それらの上昇幅は帳消しとなり、テクニカル指標はサポートラインを下抜けるかあるいはサポートラインぎりぎりのところにある。ファンダメンタルズ面で考慮すべき要素は、欧州の景気後退、エボラ熱拡散の脅威、日本経済の回復後退、ロシアによる米国銀行システムへのハッキング、QEの終了、企業業績に対する懸念など。
率直に言って、足元は下落局面といえる。しかしそれが米株市場のクラッシュやベア相場の始まりを意味するわけではない。以下に3つの理由をあげる。

【優良銘柄が意味もなく売られている】
昨日、普段は目立たない小売銘柄 Container Store (TCS) や、炭酸水メーカーSoda Stream (SODA)が20%以上下落した。これらの会社はきわめて優秀な経営陣が経営している会社であり、これらの銘柄の急落には意味が無い。

【投資家のパニック売り】
昨日のS&P500のワーストパフォーマーは、United Rentals (URI)、Best Buy (BBY) 、General Motors (GM)だった。これらはダウングレードによって5%以上の下落。United RentalsとGMが向かい風の経営環境にあるという認識は、画期的な分析でもなんでもない(訳者注:そんなことは織り込み済みのはず)。Best Buyは従業員の雇用を何とか維持しつつも、株価は4月以降で50%上昇している。
これらの銘柄の株主が、安らかに熟睡した翌朝に5%下落で投げ売るとは、合理的思考が欠落したパニック行動に他ならない。

【向かい風はやがて止む】
あなたが投資初心者なら、ここ数日の下落はショッキングだろう。しかし今回の下落は長いブル相場では大した動きではない。2010年、S&P500は16%下落している。2011年には狂気じみたワシントンのおかげ(米国債格下げショック)で20%下落している。

結局、2009年からマーケットを支えてきた要素は今も健在である。グローバルな景気鈍化の中で、最適な投資対象は米国株である。まだ顕在化していないインフレが発生しないという前提にたてば、FRBは再度の量的緩和をいやいやながらも始めるだろう。またエボラはSARSと同じ道を辿るだろう。
もしこれらが実現しなければ、世界は株価下落よりもより深刻な問題をかかえることになる。我々は今、矯正のプロセスの中にいる。ダウ30が年初来安値となり、S&P500が1900を下回るときを待ってみよう。もう一段の下げの恐怖を想起するのに十分な水準だが、それは買い向かう絶好の押し目の水準だ。
なお、あなたが別方向の賭けをするのは歓迎だ。ファイスブックやアップルを私に安く売ってほしい。私は株を安く買うのが好きだ。

市況(過年度)
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