おはようございます。本日は東京市場が休場ですね。
今週金曜は月末営業日で、リバランスに要注意です。
さて昨日の米国株市場は、ダウ平均が横ばいの一方、ナスダックが大幅安の展開で、ダウ平均は+0.09%、S&P500は-0.77%、ナスダック総合は-2.46%、ナスダック100は-2.63%でした。米10年債利回りは1.369%で推移、原油WTI先物は61台に上昇しています。
米長期金利が急上昇してグロース株が売られる先週の流れがさらに鮮明になってきました。IT・ハイテク株は売り一色の展開、テスラは▼8.5%、アップルは▼2.9%、アマゾンは▼2.1%でした。しかし景気循環株は買われており、「資金シフト」と考えたほうがよさそうです。デルタ航空+4.5%やユナイテッド+3.4%など、航空セクターの上げが顕著です。
ラガルドECB総裁が「ECBは長期債の動向を注意深く見ている」との発言が伝わり、一方今週はパウエルFRB議長の上下両院での議会証言が予定されており、市場は「長期金利の急上昇についてFRBはどう見ているのか」について注目しています。
先週末の別記事「テスラのチャートは、「三尊」(ヘッド&ショルダー)で重要な局面にさしかかっている」で書いた通りに、テスラ株は重要なチャートポイントにきていたのですが、あっさりとサポートラインを下抜けて(教科書通り)急落しました。今後のテスラ株については、別記事で本日中にアップしたいと思います。
一方で、コモディティ市場はほぼ全面的に堅調、銅は9年ぶりの高値となっています。
下は銅先物の週足のチャートです。歴史的な高値に接近しています。(クリックで拡大できます。)
為替市場では、ドルとスイスフランが売られ、豪ドル・ポンド・ユーロが買われる展開でした。ユーロドルは1.21台半ばまで回復してきました。米国債利回りの急上昇が顕著ですが、ドイツ国債を始めとした欧州債の利回りも急上昇しています。
ビットコインは53,000ドル台、VIX指数は23台に上昇しています。
【昨日の米国市場】
DJIA: 31,521.69 (+27.37, +0.09%)
S&P500: 3,876.50 (-30.21, -0.77%)
Nasdaq Composite: 13,533.05 (-341.41, -2.46%)
Nasdaq 100: 13,223.74 (-357.04, -2.63%)
Russel 2000: 2,251.07 (-15.62, -0.69%)
Gold Future: 1,808.70 (+0.2999)
Oil Future: 61.49 (+UNCH)
US10Y: 1.369% (+UNCH)
VIX: 23.45 (+1.4)
BTC/USD: 53,806.73 (-3635.8899)
【今週の経済指標】
22日(月)
独IFO景況感指数(2月)
23日(火)
天皇誕生日祝日のため東京市場は休場
英失業率(1月)
米消費者信頼感指数(2月)
パウエルFRB議長、米上院で議会証言
24日(水)
NZ中銀政策金利
パウエルFRB議長、米下院で議会証言
25日(木)
米GDP改定値(第4四半期)
米新規失業保険申請件数 (20日終了週)
26日(金)
米個人所得支出 (1月)
米PCEデフレータ(1月)
【今週の重要な決算発表】
23日(火): Square, Home Depot
24日(水): Nvidia,
25日(木): Moderna, Salesforce, Airbnn