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コラム

アップルは第2四半期の決算に特に注目。キーワードは「ネット・キャッシュ・ニュートラル」

アップルの財務戦略の目標「ネット・キャッシュ・ニュートラル」とは

アップルのWebサイトのIRページでは、アップルの重要な特徴を示す、ある「表」をみることができます。

クリックで拡大できます。↓(出所:アップルのIRページ

この表は、アップルが長年にわたって株主還元(自社株買いと配当の両方)を続けており、その基準として、表の一番右の「ネット・キャッシュ」の残高を基準としていることを示しています。

ネット・キャッシュとは、キャッシュ(現預金と短期有価証券などの現金同等物の合計)からデット(借入金・社債・リース債務などの有利子負債の合計)を差し引いた金額です。

アップルの財務戦略では、このネット・キャッシュをニュートラル(ゼロ)にすることを目標にしています。アップルは、余剰資金についてM&Aのような大規模な投資に使うよりも、株主還元を重視しています。
もちろんこの戦略の背景には、安定したキャッシュフローを持続的に創出するアップルの強みがあります。
自社株買いは、発行済み株式数が減少することで、1株当たりの会社の価値を上昇させます。したがって継続的な自社株買いは、持続的な株価の上昇につながります。アップルは、さらに配当もしていますので、株主からみれば超優秀な銘柄です。
なお、ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイの投資ポートフォリオの中で、アップルの構成比率は、1銘柄だけで40%を占めています。
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アップルは第2四半期の決算が特に注目される理由

なお、アップルの自社株買い枠の追加設定は毎年、第2四半期(アップルは9月決算なので、3月末の四半期決算です)のときに、公表されます。これが、アップルの第2四半期の決算が市場から特に注目される理由です。

今年2021年3月末の四半期決算では、市場予想の自社株買い設定枠が600憶ドル程度であったのに対して、アップルの発表した設定額は、900億ドルでした。下は、アップルの第2四半期決算プレスリリースの、業績説明の段落に続く、株主還元に関する段落です。

Apple’s board of directors has declared a cash dividend of $0.22 per share of the Company’s common stock, an increase of 7 percent. The dividend is payable on May 13, 2021 to shareholders of record as of the close of business on May 10, 2021. The board of directors has also authorized an increase of $90 billion to the existing share repurchase program.

アップルの株主還元重視の財務戦略は、GAFAMTの中でも、特に際立つ大きな特徴の一つといえると思います。

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