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ランキングと個別銘柄チャートの最終更新日は、2022年12月25日です。
コラム

綿花CFD入門ガイド(衣食住の「衣」は、「食」よりも景気減速に敏感)

他の農産物CFDは衣食住の「食」、一方綿花CFDは衣食住の「衣」

今回の記事では、農産物CFDのうち、綿花(コットン)のCFDをとりあげたいと思います。

代表的な農産物CFDの対象であるコーン、小麦、大豆はすべて、人間や動物の「食」にかかわるものです。
一方、綿花は人間の「衣」にかかわるものですね。

ここで綿花CFDに関する最も重要なポイントは、景気が減速してくると、消費者は衣食住のうちまず「衣」を買い控えるようになる、という点です。

以下のチャートは、2021年年初を基点として、綿花(赤の太いライン)の価格を、小麦(青ライン)、コーン(緑ライン)、大豆(オレンジライン)と相対比較したものです。

綿花の価格は、2022年5月まで長期上昇してきたものの、2022年6月に、世界的な景気減速懸念によって急落しています。各商品価格ともに急激な下落に見舞われましたが、そのなかでも綿花の下落率は最も大きいことがわかります。

綿花の相場は、景気減速懸念に対して、感応度がきわめて高い、といえそうです。
上述のように、景気が減速してくると、消費者は衣食住のうちまず「衣」を買い控えるためですね。

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綿花先物の上場品目

綿花の先物としては、米国ICE:インターコンチネンタル取引所(旧NYBOT:ニューヨーク商品取引所)および、米国CME:シカゴ・マーカンタイル取引所(旧NYMEX:ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で綿花先物が上場しています。

ICEの米国綿花先物(Cotton No.2)のWebサイト

CMEの米国綿花先物のWebサイト

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世界の綿花生産・消費・輸出・輸入ランキング

以下の統計データは、米農務省(USDA)が公表している世界の綿花生産・消費・輸出・輸入ランキングです。
(データ元:Cotton: World Markets and Trade、米農務省

以下の通り、中国とインドが綿花の最大生産国で、米国、ブラジルと続きます。インド・デカン高原の「レグール」「バーティソル」と呼ばれる土壌は、「黒色綿花土」とも呼ばれる肥沃な土壌で、綿花栽培に適しています。中国では新疆ウイグル自治区が綿花栽培の中心で、米国では「コットンベルト」と呼ばれる南東部で綿花栽培が盛んです。米国の同地帯は、砂質ローム・自然条件が適しており、1800年代のプランテーションの黒人奴隷労働力から綿花栽培が発展してきたとされています。

消費では中国、インドが圧倒的な1位・2位となっています。最大輸入国は中国、最大輸出国は米国です。

世界の綿花生産量ランキング(2022/23)

 国名生産量(千ton)
1位中国5,987
2位インド5,987
3位米国3,375
4位ブラジル2,830
5位パキスタン1,350

世界の綿花消費量ランキング(2022/23)

 国名消費量(千ton)
1位中国8,165
2位インド5,443
3位パキスタン2,417
4位バングラデシュ1,872
5位トルコ1,872

世界の綿花輸入ランキング(2022/23)

 国名輸出量(千ton)
1位中国2,177
2位バングラデシュ1,851
3位ベトナム1,568
4位パキスタン1,089
5位トルコ1,089

世界の綿花輸出ランキング(2022/23)

 国名輸入量(千ton)
1位米国3,048
2位ブラジル2,025
3位オーストラリア1,306
4位インド806
5位ベニン327

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