ニューヨーク市に本社を置くコルゲート・パーモリーブは、石鹸、洗剤、歯磨剤、ペットフードなど日常生活用品を手掛ける多国籍企業です。1928年に石鹸を扱うパルモリーブ社が、P&Gに対抗するためにコルゲート社を買収してコルゲート・パルモリーブ社となり、1930年にNYSEに上場しています。
同社は2020年12月期、自己資本利益率(ROE)が600%超に達し、世界の主要企業で1位となっています。同社の最大の収入源はオーラルケア製品で、株主還元の増配と自社株買いで自己資本を抑えながら、負債をテコにROEを高める「レバレッジ経営」で知られています。
この戦略を可能にさせるのは、下記のように長い国際展開の歴史の中で築き上げた世界シェア40%の歯磨き粉による安定したキャッシュフロー創出力です。
先進国売上と発展途上国売上の比率は、52:48(2019年度)
【同社の国際展開の歴史】
- 米国:1806年
- 欧州:1920年
- メキシコ・ブラジル:1920年代
- フィリピン・インド:1920~1930年代
- 中国:1990年代
- 南アフリカ:1920年代
- ロシア:1990年代
業績・株価比較チャート(米国株.com式)
四半期ごとの売上高・当期利益(および1株当たり当期利益)の推移を、日足チャートと対比させています。
(クリックで拡大できます)最終更新日:2022年12月25日
Wikipedia(英語)
Colgate-Palmolive - Wikipedia
Wikipedia(日本語)
コルゲート・パーモリーブ - Wikipedia