ダナハーは1969年に不動産投資会社としてスティーブ・レイルズ氏とミッチェル・レイルズ氏が設立、その後、製造業の買収を軸とした企業形態へ転換しています。一連のM&Aを経て、現在のダナハーは、ライフサイエンス・医療診断機器・歯科医療機器をはじめ、各種分析機器や水質検査機器などの環境関連事業を手掛けており、北米に加えて欧州や新興国などで事業展開しています。
同社は、1986年に継続改善を主眼とした経営手法を「ダナハー・ビジネス・システム:DBS」と名付け、1988年にはトヨタ自動車の(世界各国にカイゼンを伝えた)岩田良樹氏を招いたことを契機に、日本企業のカイゼンの手法を導入、日本流の品質管理活動をベースに米国流の方法で技術革新、市場開拓・売上向上、リーダーシップ開発の取り組みを展開しています。同社はM&Aで拡大を続けてきましたが、新しく買収した企業にはその都度DBSが展開され、カイゼンが不可欠な行動規範として定められています。
業績・株価比較チャート(米国株.com式)
四半期ごとの売上高・当期利益(および1株当たり当期利益)の推移を、日足チャートと対比させています。
(クリックで拡大できます)最終更新日:2022年12月25日
Wikipedia(英語)
Danaher Corporation - Wikipedia
Wikipedia(日本語)
ダナハー - Wikipedia