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ランキングと個別銘柄チャートの最終更新日は、2022年12月25日です。
コラム

「退職後の収入確保のための配当株」おすすめ12選(バロンズ)

「退職後の収入確保のためのポートフォリオ」のポイント

3月の年度末が近くなりました。当サイトに来て頂いている方の中には、長く勤めた会社を定年退職される方もいらっしゃると思います。

今年退職される方々は、このままコロナ禍が終息していき、第二の人生の好スタートがきれると良いですね。

さて今回の記事では、「退職後の収入確保におすすめの配当株」として、米国の投資雑誌バロンズが選んだ12銘柄を紹介していきたいと思います。

バロンズは時々おすすめ配当株を掲載していますが、今回は特に「リタイアメント・ポートフォリオ(Retirement portfolio)」に焦点をあてています。リタイアメント・ポートフォリオとは、(退職金を運用するポートフォリオというよりは)退職後の収入を確保するためのポートフォリオ、という意味で使われます。

How to Choose Dividend Stocks for Retirement. And 12 Picks Wall Street Pros Like to Get Started.
バロンズ、2022-03-18

リタイアメント・ポートフォリオを組む際には、以下のようなポイントがあると考えます。

高い配当利回りに固執しない

リタイアメント・ポートフォリオを組む際に陥ることが多い罠は、高い配当利回りだけに固執してしまうことです。

退職後の収入を確保するためのポートフォリオですので、配当利回りが重要な要素の一つであることは間違いありません。しかし、5~6%以上の高い配当利回りの銘柄には、株価がだらだらと下がって結果的に配当利回りだけが良い銘柄がたくさんあります。このような銘柄は、高い配当利回りを享受するかわりに、元本の含み損が増えていくことになり、退職後に最も慎重に行うべき「元本の取り崩し」を行っていることとあまり変わらない状況に陥ります。

リタイアメント・ポートフォリオの対象銘柄は、妥当な配当利回りと共に、不況時でも持続可能な永続的ビジネスや、持続的な成長力を有していることが必要です。これらのバランスを考慮した上で、リタイアメント・ポートフォリオの対象銘柄の配当利回りのターゲットは、2~4%あたりが適切であると思います。持続的な成長力を有する成長株の性質を併せ持つ優秀な配当株であれば、2%台の配当利回りでも十分に候補になると思います。

セクターの分散は慎重に

複数の銘柄に分散投資することが基本ですが、銘柄の分散だけでなく、セクターの分散も重要です。セクターの選択は、銘柄の選択以上に慎重に行うべきであると考えます。

不況の際の耐性を確認する

前述の通り、不況時に持続可能である永続的なビジネスを持つ銘柄を選ぶことが重要ですが、具体的には、その会社のビジネスをよく理解すること、そしてその会社の過去の配当支払い履歴と、業績の推移株価の推移を確認することが重要です。

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退職後の収入確保におすすめの配当株12選

それでは、バロンズが選ぶリタイアメント・ポートフォリオにおすすめの12銘柄を紹介します。

ティッカー銘柄名株価年初来リターン予想PER配当利回り配当支払月
AREAlexandria Real Estate Equities191.62-14.128.22.41,4,7,10
CVXChevron157.7135.812.13.63,6,9,12
KOCoca-Cola59.461.224.234,7,10,12
CLColgate-Palmolive75.15-11.522.72.52,5,8,11
JNJJohnson & Johnson174.522.716.52.43,6,9,12
JPMJPMorgan Chase138.4-12.112.32.91,4,7,10
NEENextEra Energy82.51-11.129.42.13,6,9,12
PGProcter & Gamble149.76-825.42.32,5,8,11
PLDPrologis154.57-8.233.42.13,6,9,12
TGTTarget215.59-6.414.91.73,6,9,12
UNPUnion Pacific264.155.422.81.83,6,9,12
VZVerizon Communications52.492.29.64.92,5,8,11

以下に、ARE(Alexandria Real Estate Equities)と、PLD(Prologis)の2銘柄について補足説明しておきます。

ARE(Alexandria Real Estate Equities)は、米国のオフィス型REITの最大手です。このREITのポイントは、ライフサイエンス、バイオテクノロジー、農業技術、製薬などの共同キャンパスの、付加価値の高いオフィスビルを展開している点です。(Webサイトはこちら

オフィス型REITの最大手といえば、J-REITでは日本ビルファンドですね。一方AREは、テナントの業種を先進性・成長性のあるライフサイエンス分野に絞っているので、AREへの投資は、こうしたテナントの先進性・成長性にも間接的に投資することになります。
増配を続けており、興味深い銘柄です。

PLD(Prologis)は別記事でも紹介している通り、物流施設型REITの世界最大手です。主要顧客は、アマゾン、ホームデポといった世界的なEコマース企業と、フェデックス、DHLなどの世界的物流企業です。(Webサイトはこちら

以下はPrologisの、2021年第4四半期の「Fact Sheet」の中に記載されているCAGR(平均年間成長率)の情報です。同社が米国REITの中で、特に高い成長を続けていることがわかります。


※FFOは、Funds From Operationの略で、REITを評価するための最重要指標です。純利益に減価償却費と不動産売買損益を加えたもので、REITが本業(不動産賃貸)でどれだけのキャッシュフローを生み出しているかを示すものです。

ちなみに、退職金を使って日本国内でマンション投資をして、大家さんになる方も多いと思います。郊外のワンルームとかは結構しんどいのではないでしょうか。

一方、米国REITで優秀な銘柄に投資することは、世界的に付加価値の高い大型施設の共同大家になるようなものですので、より効率的に安定収入を確保できると思います。
以上、ご参考になれば幸いです。

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