ダウ平均(ダウ工業株30種平均株価指数)は、5月26日で、125周年だったそうです。
この指標は、1896年5月26日に、12銘柄でスタートしたそうです。
1896年は明治29年です(日清戦争が明治27年)。
なお、日経平均は1950年に始まっています。
ダウ平均が時代遅れになっているのは、別記事でご紹介しました。
ダウ平均だけを見て米国株投資をしてはいけない理由
はじめに ダウ平均(ニューヨーク・ダウ工業株30種平均株価指数)は、100年以上の歴史を持っており、米国株式市場の主要な株式指数として利用されています。2020年11月下旬には、ダウ平均が史上初の30,000ドルを超えたことが好感されまし...
- ダウ平均の問題点1.株価平均型の株価指数である(時価総額が考慮されていない)
- ダウ平均の問題点2.構成銘柄が少なく、銘柄選択の基準が恣意的である
私もCFDでトレードする米国の株価指数は、S&P500と、ナスダック100と、ラッセル2000の3つだけですね。
しかし、これらの弱点を踏まえた上で使えば、ダウ平均はまだまだ現役で使えます。
最新のバロンズでは、ダウ平均125周年を祝うととともに、「時代遅れのダウ平均の使い方」を紹介しています。
The Dow Jones Industrial Average Turns 125. It’s Not Time to Retire It Yet.(出所:バロンズ)
バロンズは、ダウ平均を「大型バリュー株の指標」と割り切って使えばよい、と紹介しています。
アップルとマイクロソフトが入っていますが、株価が低いので、単純平均型株価指数では影響が少ないですね。
- ダウ平均をS&P500と比較すれば、市場全体の中で大型バリュー株の強さがわかります。
- ダウ平均をナスダック総合と比較すれば、グロース株と比較して大型バリュー株の強さがわかります。
- ダウ平均をナスダック100と比較すれば、大型グロース株と比較して大型バリュー株の強さがわかります。
- ダウ平均をラッセル2000と比較すれば、中小型株と比較して大型バリュー株の強さがわかります。