トレンド追跡の新ETFは、「FOMO」(Fear of Missing Out)

FOMOとは？

FOMOとは、”Fear of Missing Out“の略で、SNSで取り残されることへの恐怖を意味します。たとえば、「自分が知らない間に何か楽しいことがあったのでは？」、「何か重大なニュースを見逃したのでは？」などと気になって、SNSに依存してしまうことを指します。家族と食事中でもついついスマホに手が伸びてSNSをチェックする症状も含みます。

FOMOの変化版がMOMOで、MOMOは、”Mystery of Missing Out“の略です。他人がSNSに投稿しないことに対して不安を抱く症状で、たとえば、友人が数日SNSへの投稿をやめると、「もしかして投稿できないようなすごい楽しいことが起きているのか？ 」、「他のサービスやアプリに移行してしまったのか？ 」、「もしかして自分は嫌われてしまったのか？」と妄想が広がってしまう症状です。

あなたは、大丈夫ですか？

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FOMO：The Fear of Missing Out ETF

さて、Tuttle Capital Management（タトルキャピタルマネジメント）という運用会社が、2021年5月25日に、このFOMOに関連するETFをローンしています。

FOMO：The Fear of Missing Out ETF
Webサイトはこちらです。

プレスリリース：FOMO ETF to Launch on Cboe Global Markets (PR Newswire)

FOMOの運用対象は、株式、株式ETF、債券ETF、ボラティリティおよび逆ボラティリティのETF・ETN、レバレッジ型およびインバース型ETF・ETNのすべてを含みます。

また、FOMOは、重要なニュースに焦点を当て、価値のないノイズ（SNSのおしゃべりや市場の騒音）を取り除きます。

FOMOの全構成銘柄

合計100銘柄（Cash除く）：2021年5月27日時点

類似のETFに「BUZZ」がありますが（参考記事はこちら）、このFOMOはSNSのノイズを取り除くので、FOMOの方が良さそうです。

なおFXでは、他のトレーダーのトレードをコピーしたりする「ソーシャルトレード」が、海外で流行っています（日本のFXではこの類は流行りません）。
このFOMOというETFは、株式投資版の「ソーシャルトレード」の原型のような感じがします。ETFのネーミングが誤解を招きそうですが、内容は結構面白い発想のETFだと思います。1週間ごとにリバランスするようなので、しばらくウォッチしてみたいと思います。