マイクロソフトの見事な株価チャート
マイクロソフトは、ひと昔前は低迷していましたが、現在はピカピカの超優良銘柄ですね。あらためて、マイクロソフトの日足チャートを見てみましょう。
マイクロソフトの収益は2021年度に18%増加、2022年度も2桁の収益成長を予測しています。成長のコアであるAzureクラウドビジネスは直近四半期の売上高が51%増加、OfficeやTeamsのクラウドベースのソフトウェアも好調、テレワークの増加でWindows、Surfaceシリーズも好調、Xboxも堅調、LinkedInやBingの広告事業も成長中です。
したがって株価はずっと割高なままです。直近のPERで見たマイクロソフトの割高度は、以下の通りです。
GAFAMのPER比較(2021年8月20日時点、データ元はYahoo Finance)
実績PER | 予想PER | |
アップル | 29.01 | 26.14 |
マイクロソフト | 37.81 | 30.41 |
アマゾン | 55.75 | 47.92 |
アルファベット | 30.03 | 26.10 |
フェイスブック | 26.69 | 22.50 |
GAFAMの中でも、マイクロソフトはアマゾンに次いで割高ですね。
マイクロソフトが市場で評価されやすいもう一つのポイントは、同社が、GAFAMの中で規制当局の標的になる可能性が低い、という点です。
マイクロソフトは、以前は独占禁止法規制当局の主要なターゲット企業でしたが、現在の規制の議論ではほとんど除外されています。
Microsoft365/Office365(商用版)の値上げを発表
マイクロソフトは2021年8月19日、来年2022年3月1日より商用版の「Office 365」および「Microsoft 365」のサブスクリプション料金をグローバルに値上げすると発表しました。
元データ:New pricing for Microsoft 365, August 19, 2021
「Microsoft 365 Business Basic」は月額5ドルから6ドルへ、また「Microsoft 365 Business Premium」は月額20ドルから22ドルへ値上げされます。
今回の値上げの背景について、同社は以下の様に説明しています。
- 今回の値上げは、より大きな価値を提供できるようになったことを反映するもので、Microsoft 365を2017年にリリースして以来、「Teams」「Power Apps」「Power BI」「Power Automate」「Stream」「Planner」「Visio」「OneDrive」「Yammer」「Whiteboard」など、24種類のアプリを追加。これらアプリの中には追加費用なしに提供されているものがあり、1400以上の新機能をMicrosoft 365のサブスクリプションに追加
- 今回の値上げは、Office 365を10年前にリリースして以来、最初の実質的な価格改定
ということで、マイクロソフトは成長が続く可能性が高い優良銘柄ですね。
個人的には、Windows10のアップデートに時間がかかりすぎるのを何とかしてほしいです。