(1)事業別の半導体関連銘柄リスト
(2)半導体関連ETF「SOXX」と「SMH」
(3)「IDM」と「ファブレス」で分類してみよう
(4)半導体の製造工程で分類してみよう
(5)TSMCの米国アリゾナ新工場関連の記事まとめ(随時更新)
(6)「SOX指数」とは(長期の片対数チャートで見てみよう)
(7)ニコンはなぜASMLに勝てなかったのか
(8)オランダのシリコンバレー「アイントホーフェン」てどんなところ?
(9)TSMCが半導体製造の「後工程」のR&D拠点を日本に作るのはなぜか?(TV報道に要注意)
(10)インテルが投資計画を発表。TSMCに「どのように(How)追いつくのか」が見えない市場の反応は・・・
(11)半導体業界を根本から変えた台湾TSMCの創業者「モリス・チャン氏」
(12)台湾加権指数は、IT銘柄が5割を占める「テック型株価指数」
(13)日本の半導体産業は「戦後の焼け野原」
(14)インテルの大規模投資は、復活の序章か?(Global Foundriesの買収交渉中)
(15)自動車産業の半導体不足は、ジャストインタイムへの依存による「自業自得」か?
台湾加権指数とは?
当記事では、半導体関連特集の一環として「台湾加権指数」をとりあげてみたいと思います。
台湾加権指数(TAIEX:Taiwan Capitalization Weighted Stock Index)は、台湾証券取引所上場の全普通株からなる時価総額加重平均指数で、1966年を基準に算出されています。
「加権」は、中国語では「加權(加权)」で、「加重」という意味です。
台湾証券取引所のサイトは、日本語のページもあります。
さすが親日国の台湾ですね。
上場企業数:928社(2018年12月末)
時価総額:約106兆円(同上)
時価総額上位10銘柄(2021年4月23日時点)は、以下の通りです。
首位のTSMCは2位(Hon Hai)の10倍で、2位以下を大きく引き離していますね。
時価総額上位10銘柄(2021年4月23日時点)
ティッカー | 銘柄名 | セクター | 時価総額 (兆TWD) |
2330 | 台積電 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. | Technology Semiconductors | 15.6 |
2317 | 鴻海 Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. | Technology Electronic Components | 1.6 |
2454 | 聯發科 MediaTek Inc. | Technology Semiconductors | 1.6 |
6505 | 台塑化 Formosa Petrochemical Corporation | Energy Oil & Gas Refining & Marketing | 1.0 |
2412 | 中華電 Chunghwa Telecom Co., Ltd. | Communication Services Telecom Services | 8.8 |
2308 | 台達電 Delta Electronics, Inc. | Technology Electronic Components | 7.7 |
1303 | 南亞 Nan Ya Plastics Corporation | Basic Materials Specialty Chemicals | 7.1 |
2303 | 聯電 United Microelectronics Corporation | Technology Semiconductors | 7.1 |
1301 | 台塑 Formosa Plastics Corporation | Basic Materials Specialty Chemicals | 6.8 |
2882 | 國泰金 Cathay Financial Holding Co., Ltd. | Financial Services Insurance—Life | 6.7 |
業種別のウェイトでは、半導体関連や通信機器などのIT産業が約半分を占めており、世界景気の動向に敏感に反応する株価指数であるといえます。
台湾加権指数のパフォーマンス比較
台湾加権指数のパフォーマンスを、日経平均、S&P500、ナスダック100、SOX指数(フィラデルディア半導体指数)と相対比較したものが、以下のチャートです。
2020年年初からの相対比較
台湾加権指数(青)は、SOX指数(赤)やナスダック100(緑)よりアンダーパフォームしていますが、S&P500(オレンジ)や日経平均(紫)よりはアウトパフォームしていますね。
2021年年初からの相対比較
今年年初を起点に相対比較すると、台湾加権指数(青)は、SOX指数(赤)、ナスダック100(緑)、S&P500(オレンジ)、日経平均(紫)のすべてに対してアウトパフォームしていますね。
株価指数CFDのトレードのすすめ
台湾加権指数も含めて、世界の株価指数CFDの約40銘柄をトレードできるのは、国内証券ではIG証券のみです。
(CFDなので売りからも入れますし、またレバレッジも効かせることができますので、オススメです。)
詳しくは、以下のリンクからご覧になって下さい。↓