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ランキングと個別銘柄チャートの最終更新日は、2022年12月04日です。
コラム

各銘柄のPERをみるときは、「各セクターのPERの傾向」をおさえないと意味が無い理由

はじめに

今回の記事では、「PER」という基本的な株式指標について、まとめておきたいと思います。

PERとは、ご存じの通りPrice Earnings Ratio(株価収益率)の略で、株価が1株当たり純利益(EPS:Earnings Per Share)の何倍まで買われているか、一般に株価が割安か割高かを判断するための指標、とされていますね。

また、PERが低い(たとえば10倍に満たない1桁台の)銘柄は、市場で評価が低い何らかの理由があるので要注意、などの解説もされています。

ただし、各社のPERを分析するときは、それ以前に「各セクターのPERの傾向」をおさえないと、そもそも意味がない、ということをまとめたいと思います。

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各セクターのPERの傾向

まずは以下の円グラフをご覧頂きたいと思います。

これは、2022年11月20日時点の、S&P500指数の構成銘柄約500社のうち、予想PER(データ元はYahoo Finance)が10倍未満の銘柄について、セクター別の銘柄数を示したものです。全部で80銘柄あります。

具体的な銘柄名・セクター・予想PERは、以下の通りです。
80銘柄が、予想PERの低いものから順に並んでいます。

ティッカー銘柄名セクター予想PER
VTRSViatris Inc.HC3.37
LNCLincoln National CorporationFin4.22
APAAPA Corp.Ene4.3
EQTEQT CorporationEne4.64
MOSMosaic CompanyMat5.13
COFCapital One Financial CorporationFin5.71
SBNYSignature BankFin6.04
CTRACoterra Energy Inc.Ene6.06
GMGeneral Motors CompanyConD6.39
PHMPulteGroup Inc.ConD6.4
FANGDiamondback Energy Inc.Ene6.42
SYFSynchrony FinancialFin6.45
MROMarathon Oil CorporationEne6.64
LENLennar Corporation Class AConD6.7
DALDelta Air Lines Inc.Ind6.73
CCitigroup Inc.Fin6.85
CFCF Industries Holdings Inc.Mat6.96
DFSDiscover Financial ServicesFin7.24
DVNDevon Energy CorporationEne7.29
ZIONZions Bancorporation N.A.Fin7.29
CECelanese CorporationMat7.36
CMAComerica IncorporatedFin7.36
HPEHewlett Packard Enterprise Co.IT7.42
TAT&T Inc.Comm7.44
CFGCitizens Financial Group Inc.Fin7.52
REEverest Re Group Ltd.Fin7.54
FFord Motor CompanyConD7.58
VZVerizon Communications Inc.Comm7.62
UALUnited Airlines Holdings Inc.Ind7.69
WHRWhirlpool CorporationConD7.79
LUMNLumen Technologies Inc.Comm7.82
DXCDXC Technology Co.IT7.9
HPQHP Inc.IT8.05
PSXPhillips 66Ene8.14
LYBLyondellBasell Industries NVMat8.16
ALKAlaska Air Group Inc.Ind8.26
KEYKeyCorpFin8.38
FOXFox Corporation Class BComm8.41
MTBM&T Bank CorporationFin8.48
TFCTruist Financial CorporationFin8.53
USBU.S. BancorpFin8.59
AALAmerican Airlines Group Inc.Ind8.64
HIGHartford Financial Services Group Inc.Fin8.65
NWLNewell Brands IncConD8.7
MOAltria Group IncConS8.73
BWABorgWarner Inc.ConD8.81
EOGEOG Resources Inc.Ene8.85
MHKMohawk Industries Inc.ConD8.91
FOXAFox Corporation Class AComm8.93
STTState Street CorporationFin8.94
FITBFifth Third BancorpFin8.98
WBAWalgreens Boots Alliance IncConS8.99
DHID.R. Horton Inc.ConD9
RFRegions Financial CorporationFin9.03
WFCWells Fargo & CompanyFin9.03
BKBank of New York Mellon CorporationFin9.04
PXDPioneer Natural Resources CompanyEne9.07
PRUPrudential Financial Inc.Fin9.08
AIZAssurant Inc.Fin9.11
SWKSSkyworks Solutions Inc.IT9.12
CMCSAComcast Corporation Class AComm9.14
METMetLife Inc.Fin9.15
FISFidelity National Information Services Inc.IT9.17
NRGNRG Energy Inc.Util9.24
TSNTyson Foods Inc. Class AConS9.29
TPRTapestry Inc.ConD9.33
GPNGlobal Payments Inc.IT9.43
IPInternational Paper CompanyMat9.52
HBANHuntington Bancshares IncorporatedFin9.59
WRKWestRock CompanyMat9.62
AIGAmerican International Group Inc.Fin9.64
PFEPfizer Inc.HC9.66
NUENucor CorporationMat9.69
GSGoldman Sachs Group Inc.Fin9.72
BMYBristol-Myers Squibb CompanyHC9.73
URIUnited Rentals Inc.Ind9.81
PNCPNC Financial Services Group Inc.Fin9.82
XOMExxon Mobil CorporationEne9.9
BACBank of America CorpFin9.91
CHTRCharter Communications Inc. Class AComm9.94

一般に、PERが低いと言われる代表的なセクターは、金融エネルギーです。実際に上の円グラフでも、この2つのセクターだけで全体のほぼ半分を占めていることが分かります。

金融エネルギーのPERが低い主な原因は、事業自体が(自社で管理不能な)市況リスクの影響をうける度合いが他のセクターより大きいため、とされています。金融セクターは金利をはじめとした金融市場の変動の影響を受けますし、エネルギーセクターは、原油価格などの変動の影響を受けます。
金融とエネルギー以外では、一般消費財の中の、特に輸送関係(自動車や航空)のPERが低い傾向にあります。これらも市況変動の影響が大きいですね。

一方で、市況変動の影響を受けにくい「ディフェンシブ」といわれる生活必需品・ヘルスケア・ユーティリティの3セクターは、PERは相対的に高くなります。実際に上の円グラフでも、その傾向が分かります。

これらの傾向は、米国株だけなく、日本株でも同様のことがいえます。

今年2022年の大半の期間は、米国株市場全体が下落相場であったため特にPERが低くなっている銘柄が多いですね。

その中で、たとえばセクター別にみると最もアウトパフォームしているエネルギーセクターでも、個別銘柄のPERは10倍未満が多いです。ただしエネルギー関連銘柄でPERが10倍未満であることは、(そもそもPERが低いセクターなので)それだけみてもあまり意味が無い、といえます。

各銘柄のPERを分析するときは、まずはセクター別のPERの傾向をおさえておくことが重要である、と考えます。

以上、ご参考になれば幸いです。


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