リチウムイオン電池とは?
リチウムイオン電池は、スマホやノートPCなどのデジタル機器のバッテリーとして使われ、モバイル社会を支えています。しかし今後は、より幅広い用途で活躍することが期待されています。たとえば、自然エネルギーの蓄電池として活用されるほか、各国が普及を急いでいる電気自動車(EV)にもリチウムイオン電池が搭載されていきます。
リチウムイオン電池の開発者である吉野博士(旭化成)は、「再生可能エネルギーを社会で活用していくには蓄電システムが重要ですが、街中にあるAIEV(無人自動運転の電気自動車)自体が活用できれば、大掛かりなインフラ投資は不要となる」と説明されています(引用元)。

電気自動車自体が、社会全体の蓄電池の役割を果たすようになる、ということですね!
リチウムイオン電池関連のETF:LIT
リチウムイオン電池関連のETFとして、LIT(Lithium & Battery Tech ETF)を紹介します。2020年1月~2020年12月17日までの直近約12カ月の推移は、以下の通りです。青がLIT、参考にオレンジ色がSP500、緑色がナスダック100を表示しています。赤い垂直線は、大統領選の投票日です。(クリックで拡大できます。)
最終更新日:2020年12月18日

11月の大統領選をはさんで、直近の伸びが顕著ですね。
LIT(Lithium & Battery Tech ETF)
純資産 1.36B
純経費率 0.75%
開始日 2010-07-22
保有銘柄上位10位 (2020年12月16日)
11.833% (ALB) ALBEMARLE CORP
5.547% (002460 C2) GANFENG LITHIUM CO LTD-A
5.249% (TSLA) TESLA INC
5.22% (006400 KS) SAMSUNG SDI CO LTD
5.173% (1211 HK) BYD CO LTD-H
5.154% (6752 JP) PANASONIC CORP
4.975% (051910 KS) LG CHEM LTD
4.819% (300014 C2) EVE ENERGY CO LTD-A
4.752% (300750 C2) CONTEMPORARY A-A
4.596% (SQM) QUIMICA Y-SP ADR

運用会社のサイトによると、国別の純資産の割合は、中国企業43.3%、米国企業22.0%、韓国企業11.7%、日本企業6.7%となっています。
リチウムイオン電池関連の銘柄: ALB:Albemarle Corp(アルベマール)
上記のETF「LIT」のトップで組み入れられている「Albemarle Corp (ALB)」という米国企業を紹介します。以下の個別記事でご覧いただければと思います。