はじめに
このシリーズでは、米国の主要な株価指数の中でも、特に「ナスダック100株価指数」を取り上げたいと思います。何回かの記事に分けて、ナスダック100株価指数の概要や構成銘柄、投資・トレードの方法などを紹介していきます。
米国の主要株価指数
米国の主要な株価指数は、以下の通りです。
- ダウ工業株30種平均
- S&P500株価指数
- ナスダック総合株価指数
- ナスダック100株価指数
ナスダック総合株価指数は、アメリカの全米証券業協会(NASD: National Association of Securities Dealer)が開設・運営している電子株式市場「ナスダック(NASDAQ)」に上場している3,000以上の銘柄の全てを対象に、時価総額加重平均で算出した指数をいいます。
一方、ナスダック100株価指数は、ナスダックに上場する、金融銘柄を除く、時価総額上位100銘柄の時価総額加重平均によって算出される株価指数をいいます。
ナスダック100株価指数の構成銘柄リスト
ナスダック100株価指数の構成銘柄リストについては、こちらの記事をご参照ください。
ナスダック100株価指数のパフォーマンス比較
直近3年間のパフォーマンス
以下のチャートは、2018年1月~2020年11月までの約3年間の、世界の主要な株価指数のパフォーマンスを比較したものです。(クリックで拡大できます。)
上から、ナスダック100指数(赤)、ナスダック総合指数(青)、S&P500指数(オレンジ)、ダウ平均(ピンク)、日経平均(水色)、英国FT100(緑色)、ドイツDAX30(紫)の順となっています。
ナスダック、中でも特にナスダック100指数のパフォーマンスが際立っていることがわかります。
2020年のパフォーマンス
以下のチャートは、2020年1月~2020年11月までの、11か月間の世界の主要な主要株価指数のパフォーマンスを比較したものです。(クリックで拡大できます。)
上から、ナスダック100指数(赤)、ナスダック総合指数(青)、日経平均(水色)、S&P500指数(オレンジ)、英国FT100(緑色)、ダウ平均(ピンク)、ドイツDAX30(紫)の順となっています。
- 2020年単年のパフォーマンスでみても、ナスダック、中でも特にナスダック100指数のパフォーマンスが際立っていることがわかります。
- 日経平均はダウ平均よりも上昇しており、S&P500とほぼ同じパフォーマンスです。
- ダウ平均のパフォーマンスは、世界の主要な株価指数の中では、相対的にみて高くないことがわかります。