Robinhood(ロビンフッド)とは
Robinhood(ロビンフッド)は、手数料なしで株式の売買をスマホで行える米国の証券フィンテック企業とそのアプリの名称です。口座数(特に若者)が急増しており、米国株市場に影響を与えています。金利収入、アプリのプレミアム会員から徴収する手数料のほかに、高頻度取引業者(HFT)から受け取るリベートについて、過去に情報開示がなかったことでSECから調査をうけました。オプション取引や仮想通貨も含めて大量の初心者がRobinhoodから米国株市場に流入しており、安全性・リスクが指摘されている点でも注目されています。
SBIなど日本のネット証券なども、Robinhoodのビジネスモデルに注目しています。
情報収集・英語学習に使えるRobinhoodのメルマガ「Snacks」
Snacksの購読申込ページ
https://snacks.robinhood.com/
外国人は、米国居住者でSSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)とビザがないとRobinhoodで口座は開けません(駐在員はOKですね)。ただし、「Snacks」という日刊の無料メルマガはだれでも購読できます。ちゃんとしたマーケット情報が中心ですが、随所に若者向きのくだけた工夫がされています。米国株に興味があって、且つ若者が使う英語表現を勉強したい人には、最適のメルマガだと思います。スマホ証券ですから、もちろんこのメルマガもスマホで最適化されています。単語や言いまわしも、他の英語情報(Barron’sやSeeking Alphaなど)と比較して読みやすいと思います。
上の購読申込ページのタイトルの中の「Dose」という単語は、よく出てきます。元の意味は薬の1回分の服用とかですが、普段から「Over Dose」とか「OD」で、「やりすぎ」とか「超~」みたいに使います。
Snacksは、毎日、米国市場が始まる前の時間(日本時間の夕方)に配信されます。以下、昨日の最新号の一部を紹介したいと思います。
冒頭の「写真で一言」っぽいコーナー
キルスイッチを持つツイッター従業員:「作業完了。」
何の遮断スイッチかわかりますよね?(メールのタイトルを見てください)
毎回、「Hey Snackers,」で始まります。
最初の段落は、
「ここ10年で最も驚くべきミレニアル世代のブランド変更は、CIAのWebサイト。
まるで、D2C(Direct to Consumer)型のスパイ会社だ。」というつかみの情報。
D2C(Direct to Consumer)は、ECサイトで直接ユーザーに商品やサービスを販売するビジネスモデルです。
次の段落からマーケットの情報が始まります。
最後に、Fact of the Dayのコーナー
「ボルボは、数百万人の命を救うために、3点式シートベルトに関する1962件の特許を、他の自動車メーカーが使えるように無料開放した。」
若者向けにくだけた感じのメルマガなんですが、内容はちゃんとしていて、役にたちます。米国株に関心があって、英語リーディングの練習もしたい方には合っていると思います。(Barron’sよりは格段に読みやすいです。)