IG証券
コラム

長期投資の狙い目セクター「食品株」を分析してみよう

優良銘柄の多い米国食品セクター

米国株の中の食品セクターは、M&Aで生き残った長い歴史と、高価値のブランドのポートフォリオ良好なバランスシートを併せ持つ銘柄が数多くあります。

ちょうど直近のバロンズに、食品株の特集記事が掲載されていますので、ご紹介したいと思います。
Packaged Foods Boomed During the Pandemic. Why Their Stocks Still Have Room to Run.
(出所:バロンズ

抜粋すると、以下のような内容です。

  • パンデミックに起因するパッケージ食品の需要は、正常化後も長く続く可能性があります。
  • 市場の注目が「アフターコロナ関連」にシフトしたため、食品株はS&P500を大きく下回っており、3%台の配当利回りがあるにもかかわらず、2021年予想PERは16倍にとどまっています(S&P500の予想PERは22倍です)。
  • パッケージ食品セクターの主要銘柄は今後、1桁台前半の売上成長率と、1桁台後半のEPS成長率が予想されます。

(下表もバロンズより抜粋)

ティッカー銘柄名時価総額 (Bil)52週増減率2021予想PER配当利回り
CPBCampbell Soup
(米国株.com記事)
15.0-0.02516.10.03
CAGConagra Brands
(米国株.com記事)
18.311.314.52.9
GISGeneral Mills
(米国株.com記事)
37.83.116.73.3
HSYHershey
(米国株.com記事)
33.613.2242
TWNKHostess Brands
(米国株.com記事)
2.031.517.9n/a
SJMJ. M. Smucker
(米国株.com記事)
14.511.415.32.7
KKellogg
(米国株.com記事)
21.7-1.1163.6
KHCKraft Heinz
(米国株.com記事)
50.142.4163.9
MDLZMondelez International
(米国株.com記事)
83.71420.82.1

最も時価総額の大きい大型株は、モンデリーズですね。次に大きい銘柄が、バフェット氏率いるバークシャーハサウェイが投資するクラフト・ハインツです。

キャンディー市場でトップの地位を占めるハーシーと、売上高の約35%を成長率の高い新興市場から得ているモンデリーズが、相対的に高い業績見通しを持っています。(したがって、両社の予想PERはリスト内で最も高い水準ですね。)

ハーシーの主要な競合はマーズですが、米国市場で両社は複占の状態で、ブランド間の競争はほとんどありません。市場は、年間収益は2%~4%増加、1株当たり利益は6%~8%増加と予測されています。

オレオは世界中で売れると思います。一方ハーシーの甘すぎるチョコは、他国では売れないと思うのですがとにかく米国ではすごく売れるのですね。

モンデリーズは、構造的に有利なポートフォリオで海外展開しており、またオレオは米国のトップのクッキーです。同社は、年間収益が3%以上増加、1株当たり利益が1桁台後半を目標としています。

クラフト・ハインツは、足元で最も買われており、52週増減は42%増です。バロンズは、現在の配当は持続可能であるとみており、また年間売上高を1%~2%増加、1株当たり利益を4%~6%増加の目標は保守的な予測とみています。

目次に戻る

食品セクターの財務分析

以上、バロンズの挙げた食品株のうち、S&P500構成銘柄の8つ(TWNK以外)を、他の財務指標でも分析できるように比較表を作りましたので、下表をご覧ください。(データ出所:Yahoo Finance、2021年4月23日時点)
列見出しの▲▼で、並べかえできます。

ティッカー銘柄名プロフィットマージンオペレーティングマージンROAROE収益成長率(四半期)DE レシオキャッシュフロー・マージン
MDLZMondelez International Inc. Class A13.3716.164.0612.995.676.1114.9
GISGeneral Mills Inc.13.6819.197.1128.38.1141.5719.97
KHCKraft Heinz Company1.3622.483.660.716.258.0218.82
HSYHershey Company15.6922.1413.0664.055.7215.4320.86
CAGConagra Brands Inc.10.1518.586.1514.728.5114.1217.14
KKellogg Company9.0913.476.5236.377.5223.9614.45
SJMJ.M. Smucker Company11.6917.995.5611.675.360.919.09
CPBCampbell Soup Company9.0115.717.2929.725.4213.9514.94

全体的に優良銘柄がそろっていますが、財務体質としては、クラフトハインツ、ハーシー、ケロッグ、ゼネラルミルズなどがより頑強であると考えます。ただし、上記のバロンズの記事通り、成長性では、ハーシーとモンデリーズ、次にクラフトハインツが抜きん出ている、という見立てです。
成長性もあって、3%台の配当利回りもある米国の食品セクターは、長期投資のポートフォリオの一部として候補になりえると思います。
ご参考になれば幸いです。

目次に戻る


【(オススメ)グローバル投資戦略で最適な金融商品を選べる「IG証券」】IG証券
IG証券のメリット
・米国株の取扱銘柄数:約4,000銘柄(ほぼ全銘柄)
・米国株のレバレッジ5倍、売りからも可能(信用取引と同様のトレード可能)
・リーズナブルな手数料・1株数百円~数千円から
・米国株、米国ETF、欧州株、中国株、日本株等のCFD:約12,000銘柄
・世界の主要株価指数CFD(ラッセル2000、GAFAM+指数、VIX指数を含む):約40銘柄
・金、原油、銅、コーンなど商品CFD:約70銘柄、通貨(FX):約100通貨ペア
・ARKK・ARKQなどのARKのETF(CFD)を取り扱う国内証券はここだけ
・バイナリーオプション、ノックアウト・オプション
・ロンドン取引所上場、世界23万人以上が利用、CFD世界No1
・学習コンテンツ充実、新規口座開設キャンペーン(5万円キャッシュバック)
スポンサーリンク
米国株投資ガイド『米国株.com』
タイトルとURLをコピーしました