【米国株「高配当株戦略」特集】
(1)バロンズおすすめ「引退後に備える配当株10銘柄」
(2)米国株配当利回りランキング(S&P500)【随時更新】
(3)米国の主要な「高配当ETF」の構成銘柄をみてみよう
(4)全世界(米国以外)の主要な「高配当ETF」の構成銘柄をみてみよう
(5)タバコ関連銘柄(アルトリア、フィリップモリス)が「高配当株」である理由
(6)長期投資の狙い目セクター「食品株」を分析してみよう
(7)AT&Tの配当利回りは、今度どうなるか?
(8)AT&Tの減配は、株主に対する裏切りか?
(1)バロンズおすすめ「引退後に備える配当株10銘柄」
(2)米国株配当利回りランキング(S&P500)【随時更新】
(3)米国の主要な「高配当ETF」の構成銘柄をみてみよう
(4)全世界(米国以外)の主要な「高配当ETF」の構成銘柄をみてみよう
(5)タバコ関連銘柄(アルトリア、フィリップモリス)が「高配当株」である理由
(6)長期投資の狙い目セクター「食品株」を分析してみよう
(7)AT&Tの配当利回りは、今度どうなるか?
(8)AT&Tの減配は、株主に対する裏切りか?
タバコ株(アルトリア、フィリップモリス)が「高配当株」である理由
最初に申し上げておきますが、私は非喫煙者です。
さて、タバコ関連株(米国株ではアルトリアとフィリップモリス、英国のBritish American Tobaccoなど)は、なぜ高配当であるかをまとめておきたいと思います。
- 原価率が低く、一方で中毒性のある嗜好品であるために税金の割合が高くても収益が安定、かつブランド戦略が有効で、その結果利益率が高くキャッシュフローが潤沢です。
- 先進国を含めた世界全体でみると喫煙率が減少してきていますが、世界最大のタバコ消費国の中国をはじめ、中東・低所得国・貧困層の喫煙率は依然として高いままです。(中国の喫煙者数は約3.5億人、毎年世界の43%以上の巻きタバコを消費、タバコの納税額は1000億元で国家の総税収のうちの10%を占めています:情報元)
- 多くの訴訟案件を抱えており、また企業の社会的責任(CSR)の観点によるネガティブな要素から、株価が割安であるといえます。
なお、アルトリア(旧フィリップモリス)が、海外部門をフィリップモリス・インターナショナルとして分離した背景には、訴訟リスクの低減があるとされています。(WikiPedia)
以下の3点も、ポイントとしておさえておいた方が良いと思います。
- そもそも、アルトリア(旧フィリップモリス)は、2008年までは、ダウ平均の構成銘柄でした。
- また最近はCSRの観点から、製品開発による無煙製品が、最終的に紙巻たばこに取って代わることを長期の方針としています。
- 足元の大麻合法化の流れも追い風
アルトリアとフィリップモリスがどれくらい高配当かは、以下の記事をご覧ください。
米国株配当利回りランキング(S&P500)【随時更新】
はじめに 米国株の「配当株投資戦略」の参考として、S&P500全構成銘柄の配当利回りランキングをまとめました。(このページは随時更新していきます。) 【ランキング表の見方】 予想年間配当率:(予想ベースの)1...
またこれらの銘柄は、高配当ETFに多くのケースで組み入れられています。以下の記事をご覧ください。
米国の主要な「高配当ETF」の構成銘柄をみてみよう
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さて、高配当株戦略の貴方は、たばこ関連株に肯定的でしょうか、否定的でしょうか?
いずれにしても、高配当ETFを買うと、たばこ関連株が含まれるケースが多いと思います。