IG証券

【米国株.comへようこそ!】
ランキングと個別銘柄チャートの最終更新日は、2022年12月25日です。
コラム

プット・コール・レシオ(PCR)を米国株投資に活用しよう

プット・コール・レシオ(PCR)とは

プット・コール・レシオ(Put/Call Ratio:PCR)とは、オプション市場で取引されるプットオプションの建玉残高(未決済残高)をコールオプションの建玉残高で割って求められる指標です。

強気な投資家が増えるとコールオプションの建玉が増えるため、PCRは低下します。逆に、弱気な投資家が増えるとプットオプションの建玉が増え、PCRは上昇します。

つまりPCRは相場の過熱感をみることができるほか、以下のような特徴があります。

【プット・コール・レシオ(PCR)の特徴】

  • 相場の高値圏では、強気の投資家が増えて、PCRが低くなる傾向があります。
  • 相場の底値圏では、弱気の投資家が増えて、PCRが急上昇し、鋭いピークを形成する傾向があります。
  • 相場の転換点は、PCRの上昇・下落が転換すると、相場の転換点が近いとされます。

米国市場のプット・コール・レシオの種類

日本では日経平均株価指数を対象としたオプションのプット・コール・レシオがよく使われます。

一方米国では、米国最大のオプション取引所であるCBOE(シカゴ・オプション取引所)において、株価指数、ETF、VIX指数、個別株を対象に様々なオプションが上場されており、アイテムごとに以下のようにプット・コール・レシオが毎日算出されています。

出所:CBOE

【CBOEのプット・コール・レシオの種類】

  • TOTAL PUT/CALL RATIO: CBOEで取り扱う全てのオプションのプット・コール・レシオ
  • INDEX PUT/CALL RATIO: 株価指数オプションのプット・コール・レシオ
  • EXCHANGE TRADED PRODUCTS PUT/CALL RATIO: ETFオプションのプット・コール・レシオ
  • EQUITY PUT/CALL RATIO: 個別株オプションのプット・コール・レシオ
  • CBOE VOLATILITY INDEX (VIX) PUT/CALL RATIO: VIX指数オプションのプット・コール・レシオ
  • SPX + SPXW PUT/CALL RATIO:S&P500株価指数オプションのプット・コール・レシオ
  • OEX PUT/CALL RATIO:S&P100株価指数オプションのプット・コール・レシオ
  • MRUT PUT/CALL RATIO: ミニ・ラッセル2000株価指数オプションのプット・コール・レシオ

※SPXとSPXWは共にS&P500株価指数のオプションですが、決済期限に違いがあります。

まずは「TOTAL」が総合的なPCRとして有用です。ただし「INDEX」のPCRには機関投資家のヘッジ目的のオプション利用が含まれていますので、純粋に投機目的のオプションの状況をみるには「EQUITY」のPCRが使われたりします。

目次に戻る

プット・コール・レシオ(PCR)を米国株投資に活用しよう

以下のTradingViewチャートは、S&P500株価指数CFDと、「Put Call Ratio」インジケータ(上記CBOEのTOTALのPCR)を並べて表示させたものです。

ぱっと見て、「逆張り」的な使い方が機能しそうですが、PCRの上昇・下落が明確に転換した後でエントリーする「順張り」的な使い方も機能しそうです。ぜひご自身で検証してみてください。

ご参考になれば幸いです。

目次に戻る


【(オススメ)グローバル投資戦略で最適な金融商品を選べる「IG証券」】IG証券
IG証券のメリット
日系証券の中で唯一、株価指数CFD・商品CFDの最小ロット「0.1」(これから株価指数CFD・商品CFD取引を始める場合、最小ロット「1」ではなく、最小ロット「0.1」をおすすめします。)
・日系証券の中で最も多い株価指数CFD・商品CFDの品揃え。グローバル分散投資に最適
・米国株価指数は、ダウ30、S&P500、ナスダック100、ラッセル2000、VIX指数、FANG指数(ラッセル2000を取引できるのは、日系証券ではIG証券とOANDAのみ)
・日系証券の中で唯一、24時間取引可能(いつでも決済取引が可能)
・世界の株価指数CFD:約40銘柄、株式CFD(米国株、米国ETF、欧州株、中国株、日本株等):約12,000銘柄、FX通貨ペア:101銘柄、金、原油、銅、コーンなど商品CFD:約70銘柄
・レバレッジあり、売りからも可能(信用取引と同様のトレード可能)
・リーズナブルな手数料・1株数百円~数千円から
・バイナリーオプション、ノックアウト・オプション
・ロンドン取引所上場、世界23万人以上が利用、CFD世界No1
・学習コンテンツ充実、新規口座開設キャンペーン(5万円キャッシュバック)
参考記事はこちら「株価指数CFD・商品CFDの取引は、どの証券会社を選ぶべきか?【徹底比較・2022年版】」
【(オススメ)最強のチャート分析ツールTradingView。活用方法は無限大!】

【(オススメ)グローバル分散投資に最適な江守氏のメルマガ。ヘッジファンドのノウハウを学んで投資スキルを高めよう!】

スポンサーリンク
米国株投資ガイド『米国株.com』
タイトルとURLをコピーしました