IG証券
コラム

米国株「競合銘柄の比較」特集 ホームデポ vs ロウズ

 ホームデポとロウズは、長年にわたり競争を続ける2大ホームセンター。

この記事は、米国株「競合銘柄の比較」特集の一環で書いています。

今回は、ホームセンター・チェーン市場で、2社で寡占状態にある長年のライバル、ホームデポとロウズをとりあげたいと思います。ホームデポは全米第1位(世界でも第1位)、ロウズは全米で第2位(世界でも第2位)のホームセンターです。

ホームデポは、ご存じの通り、ダウ30種平均の構成銘柄です。時価総額は約3,300億ドル、米国企業の中で17番目くらいの巨大企業です。一方ロウズの方も、時価総額約1.300億、米国企業の中で65番目くらいで、こちらもかなり大きい企業です。創業はロウズの方が古くて1921年、ホームデポが1978年です。

アマゾンの攻勢で多くの小売業が低迷する中で、両社が長年成長を続けている背景の一つとして、商品が「かさばる」ことでサプライチェーンシステムの高度化が独特であることや、実店舗での購入のインセンティブが高い商品アイテムが多いことなどがあげられます。

ホームデポとロウズの店舗数は、共に約2,200店舗で、ここ数年はほとんど店舗数は増えていません。両社ともに、オンライン売上を重視してきており、またオンラインとオフラインをシームレスに行き来する仕組みに取り組んでいます。

ホームデポは、主要顧客の3~4割がプロ(建築業者、配管工事業者など)であり、専門業者を重視した事業戦略・ブランド戦略をとっている一方、ロウズは個人のDIY消費者をより重視した敷居の低い事業戦略・ブランド戦略をとっています。

ホームデポは、より「プロ向け」
Embed from Getty Images

過去4年の収益推移(上から売上高・純利益・EPS)は以下の通りです(売上・利益の単位は10億ドル)。
店舗数はほぼ同じであり、一店舗当たりの売上と安定度は、ホームデポの方がより大きいことがわかります。ただしEPS成長率では、ロウズの方が大きい値を示しています。

2018年1月2019年1月2020年1月2021年1月
ホームデポ100.9
8.6
(7.2)
108.2
11.1
(9.7)
110.2
11.2
(10.2)
132.1
12.8
(11.9)
ロウズ68.6
3.4
(4.0)
71.3
2.3
(2.8)
72.1
4.2
(5.4)
89.5
5.8
(7.7)

 

なお、ホームセンター株の特徴として、小売関連であるだけでなく、住宅関連銘柄でもある点は重要です。たとえば、金利の上昇は、住宅関連にはマイナスの影響に注意が必要です。

目次に戻る

ホームデポとロウズの株価パフォーマンス比較

青がホームデポ、赤がロウズです。(参考にオレンジがS&P500指数、緑がウォルマート、黄色がコストコ、紫がターゲットです。)

2020年の年初からの相対比較でみると、ロウズの方がパンデミックの落ち込みが大きい一方で、パンデミック後の回復もより大きいことがわかります。
共にS&P500をアウトパフォームしており、堅調に推移しています。(クリックで拡大できます)


次に2021年年初からの相対比較でみると、両社はほぼ互角のパフォーマンスであることがわかりす。ここでも共にS&P500をアウトパフォームしており、堅調に推移しています。(クリックで拡大できます)


目次に戻る

ホームデポとロウズの財務指標・株価指標一覧

次に、ホームデポとロウズの財務指標・株価指標を比較してみます。
データ元は、Yahoo Finance(2021年6月7日時点)です。

ティッカーHDLOW
銘柄名ホームデポロウズ
米国株.com銘柄紹介米国株.com米国株.com
設立1978年1921年
本社ジョージア州アトランタノースカロライナ州ムーアズビル
決算月1月1月
正社員数500,000300,000
株価311.01189.91
時価総額331.13134.25
EV368.34155.41
EV/EBITDA14.7611.25
実績PER22.6720.71
予想PER20.916
PEGレシオ2.140.95
PSR2.341.42
PBR189.52305.32
プロフィットマージン10.457.23
オペレーティングマージン15.8112.87
ROA21.2715.65
ROE631.1
収益141.3594.34
収益成長率(四半期)32.724.1
EBITDA24.9613.81
純利益14.776.79
利益成長率(四半期)84.673.6
DE レシオ2399.496229.21
営業キャッシュフロー19.4111.09
キャッシュフロー・マージン13.7311.76
ベータ値1.051.34
株価増減率(52週)21.2945.3
移動平均乖離率(50日)-3.69-4.26
移動平均乖離率(250日)7.67.43
予想年間配当利回り2.121.68
実績年間配当利回り2.021.23
5年平均配当利回り2.141.71
配当性向44.8325.54

PERをはじめとする株価指標でホームデポが若干割高であり、また利益率などでもホームデポの方が高い値を示しています。
ただし上述の通り、2021年年初からの相対比較でみると両社はほぼ互角のパフォーマンスです。

以上、ご参考になれば幸いです。

目次に戻る

(オススメ)江守哲のリアルトレーディング・ストラテジー独自の「グローバルマクロ戦略」に基づいた運用の過程、分析を日本の投資家にお届けいたします。 | GogoJungle
独自の「グローバルマクロ戦略」に基づいた運用の過程、分析を日本の投資家にお届けいたします。

【(オススメ)グローバル投資戦略で最適な金融商品を選べる「IG証券」】IG証券
IG証券のメリット
・米国株の取扱銘柄数:約4,000銘柄(ほぼ全銘柄)
・米国株のレバレッジ5倍、売りからも可能(信用取引と同様のトレード可能)
・リーズナブルな手数料・1株数百円~数千円から
・米国株、米国ETF、欧州株、中国株、日本株等のCFD:約12,000銘柄
・世界の主要株価指数CFD(ラッセル2000、GAFAM+指数、VIX指数を含む):約40銘柄
・金、原油、銅、コーンなど商品CFD:約70銘柄、通貨(FX):約100通貨ペア
・ARKK・ARKQなどのARKのETF(CFD)を取り扱う国内証券はここだけ
・バイナリーオプション、ノックアウト・オプション
・ロンドン取引所上場、世界23万人以上が利用、CFD世界No1
・学習コンテンツ充実、新規口座開設キャンペーン(5万円キャッシュバック)
スポンサーリンク
米国株投資ガイド『米国株.com』
タイトルとURLをコピーしました