はじめに
今回の記事では、「長期右肩上がり」の米国株を、当サイトが勝手に選んでみたいと思います。
あまり有名ではない銘柄ばかりですが、株価が長期的に上昇中だけあって、とても優良な銘柄ばかりです。
これらの銘柄に共通している特徴は、以下の通りです;
- ニッチな事業領域で、圧倒的なシェアを確保している
- 財務体質が良好である
- S&P500構成銘柄であるが、個人投資家にあまり人気のある銘柄ではない
米国株「長期右肩上がり銘柄」(勝手に選ぶベスト3)
以下のすべての株価チャートは、2022年1月14日(金)引け時点のものです。
トラクターサプライ(TSCO)
テネシー州ブレントウッドに本社を置くトラクター・サプライは、1938年設立、「農村部のライフスタイル小売業者」というユニークで他に類を見ないニッチ市場で成長を続ける企業です。農家、牧場主をはじめおよび農村部のライフスタイルを楽しむ人々のニーズを対象に、独自のサービスを提供しており、家畜やペットの餌、工具、農耕用品、農業機械、作業着や作業靴、芝生や園芸用品などを扱っており、2021年3月現在、49州で1,944店舗と、eコマース・サイトを運営しています。
TSCOのビジネスモデルのユニークさは、S&P500の中で際立っていると思います。これから独立や副業を考えている方は、ぜひ参考にされると良いと思います。
アンフェノール(APH)
コネチカット州ウォリングフォードに本社を置くアンフェノールは、1932年設立、インターコネクト製品(相互接続、コネクター)世界最大手の老舗企業です。M&Aを繰り返して成長しており、全世界100以上の拠点で、電気および光ファイバコネクタ、同軸コネクタ、アンテナ、センサ、ケーブルなどを設計、製造、販売しています。同社の顧客は、軍事航空宇宙、産業、自動車、情報技術、携帯電話、無線インフラ、ブロードバンド、医療、音響など、さまざまな分野にわたっています。
「コネクター」の世界首位の会社です。アンフェノールの「MIL規格」のコネクターは3万品種以上あります。
これも超優良なビジネスモデルだと思います。
シノプシス(SNPS)
カリフォルニア州マウンテンビューに本社を置くシノプシスは、1986年設立のEDAツール最大手のベンダーです。EDA(Electronic Design Automation)とは、半導体、電子機器などの設計作業を自動化し支援するための設計ツール(ソフトウェア・ハードウェア)をいいます。同社は、EDAツールベンダーの売上高トップ3(シノプシス、ケイデンス・デザイン、メンターグラフィクス(シーメンス・デジタル・インダストリーズ・ソフトウェアによって買収))の、首位に位置しています。
「EDA」の世界シェア首位の会社です。半導体分野をはじめ、EDAの重要性はますます重要になると考えます。
以上、私の好みで勝手に選びました。米国株では巨大テック企業が注目されがちですが、いろいろな分野で優良な銘柄がたくさんあります。
ご参考になれば幸いです。