米国株は2022年3月に向けて軟調に推移か
今朝のモーサテで、マキシム・グループの久野氏が、足元の相場状況について以下のように分析、「ハイテク関連の売りを中心に、S&P500の売り圧力は、3月の1回目の利上げまでは続く可能性がある。その後は底打ちを探る動きになるだろう。」と解説していました。
- FOMCの金融引き締め(3月に利上げ開始、年内4回の利上げ)を年初から急速に織り込む動き
- 2年債利回りが急上昇
- セクター・ローテーションが活発(年初~1/10:エネルギー△10.3%、金融△5.1%、情報技術▼4.6%、不動産▼5.5%)
2年債利回りが急上昇
2年債利回りと10年債利回りの足元の状況は以下の通りです。
2年債利回り(=短期金利)が、急速にFRBの(想定以上の)タカ派的な動きを織り込んでいることがわかります。
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S&P500の重要な前回安値は?
S&P500について、2020年年初からの日足チャートをあらためてみてみましょう。
日足でもわかる重要な安値は、昨年10月の4,270近辺ですね。ここが現在からマイナス9.4%の地点です。
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2022年の米国株はあまり上がらないと落ち着いて見ておけば、株安のリスクオフでも慌てることがないと思います。
参考になれば幸いです。