2022年のハイテク株はあまり上がらない。でもアップルは別?
今年(2022年)はハイテク株の売りを中心に、あまり米国株のインデックス(特にナスダック100)は上がらないとみる向きが多い中、ハイテク株の中でもアップルの堅調は続くと見る予測があります。
アップルが米国株の中で最高の銘柄、と言われる所以は;
- 持続可能な長期的成長を支える製品開発力
- 「ネット・キャッシュ・ニュートラル」財務戦略によってGAFAMの中でも際立つ株主還元
- 圧倒的なブランド力
- 主戦場は北米市場で、中国市場よりも欧州市場や南米市場が強い

ウォーレンバフェット氏のポートフォリオでも、アップル1銘柄が4割を占めていることも有名ですね。
アップルの昨日(2022年1月14日)引けの時価総額は、約2.8兆ドルです。3兆ドルが視野に入っていますね。
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アップルの1Q決算発表は、2022年1月27日(木)
アップルの1Q決算発表(2021年10月~12月期)は、2022年1月27日(木)に予定されています。市場予想は、収益(売上高)は1180億ドル、EPSは1.88ドルあたりと見られています。

なおアップルは、パンデミック以降、詳細な四半期ガイダンスの発表を停止しており、また前回決算の電話会議では、「9月四半期よりも12月四半期の方が、サプライチェーンの制約の影響が大きい」と警告しています。
アップルのAR・VR製品への市場の期待
アップルは、AR(及びVR)製品として、Apple Glass(アップルメガネ)とヘッドセットの開発をすすめており、ヘッドセットは今年2022年、アップルメガネは2024年に発売されると予測されています。

参考記事
Appleメガネが2024年、IRヘッドセットは2022年後半に登場時期延期?

アップルメガネのレンズは、度数を電気的に自動調整するもので、近視、遠視、老眼、乱視などの視力障害の人も裸眼で装着できます。これだけでも欲しくなります。
参考記事
バロンズにEvercoreISIの強気な予想が掲載されていますので、引用しておきます(データ元:バロンズ)
EvercoreISIアナリストのAmit Daryanani氏は、アップルのAR・VR製品における同社見通しの詳細な調査の結果、アップルメガネとヘッドセットは、アップルウォッチのような成長軌道を持つ可能性があると述べ、アップル株のアウトパフォーム評価を繰り返し、目標価格を200ドルから210ドルに引き上げています。彼はこの新製品のニュースがアップル株の触媒になると考えています。
この両製品は、発売後5年目には、売上高181億ドル、利益1株19セントを生み出す可能性があり、より強気なシナリオでは1株あたり41セントの売上高と利益で380億ドルになる可能性があると予測しています。

以上ご参考にばなれば幸いです。