アップルの3Q決算は堅調
昨日(2021年7月27日)の米国株市場終了後に発表されたアップルの決算(4~6月:2021年3Q)は、以下の通りでした。
・売上高:814.36億ドル(市場予想:729億ドル)
・EPS(調整後):1.30ドル(市場予想:1.00ドル)
(クリックで拡大できます。)データ元:アップルIRサイト
事前に堅調な決算は予想されていましたが(参考記事)、3Qの業績としては過去最高で、各製品カテゴリで2桁台の成長を記録しました。
特に、iPhoneとServices(サービス)が好調でした。サービスの売上高は過去最高で、売上全体の21%を占めています。同社は6月に、「Apple Podcasts Subscriptions and channels」のサブスクリプションを全世界で開始(発表元)、7月にはオリジナル映画35作品(人気のTed Lassoを含む)がエミー賞にノミネートされています(発表元)。
地域別では最大市場の北米で好調なほか、欧州・中国共に堅調でした。
ネットキャッシュニュートラル戦略による株主還元の状況は、以下の通りです(関連記事はこちら)。
当四半期(3Q)中の営業キャッシュフローは210億ドルで、290億ドルが株主に還元されています。
This quarter, our teams built on a period of unmatched innovation by sharing powerful new products with our users, at a time when using technology to connect people everywhere has never been more important,” said Tim Cook, Apple’s CEO. “We’re continuing to press forward in our work to infuse everything we make with the values that define us — by inspiring a new generation of developers to learn to code, moving closer to our 2030 environment goal, and engaging in the urgent work of building a more equitable future.”
ティム・クックCEOは、「テクノロジーで世界中の人々をつなぐ時代に、強力な新製品をユーザーと共有することがこれまで以上に重要になっている。新世代の開発者がコーディングを学ぶことで、2030年の環境目標に近づき、 より公平な未来を築く。」とコメントしています。

昨晩(7月26日)の米国株市場は、中国発のリスクオフ相場でしたね。取引終了後に上記決算を発表したアップル株は、アフターマーケット(時間外)では▼1.5%で推移しています。