スーパーボールは米国最強のコンテンツ
明日7日(日曜、日本時間は月曜日の朝)に、米国NFLの優勝決定戦「スーパーボール」がありますね。今年の試合は以下の通りです。
- タンパベイ・バッカニアーズ(NFC王者) vs カンザスシティ・チーフス(AFC王者)
- 開催場所:レイモンド・ジェームス・スタジアム(フロリダ州タンパ)
- 2021年2月7日18時30分(EST) キックオフ
- 今年の観客はソーシャルディスタンス仕様
スーパーボールがどれだけすごいコンテンツかというと;
- 名実ともにアメリカ最大の祭典
- 毎年米国のテレビ番組で年間最高視聴率を記録
- 200以上の国と地域でテレビ中継
- 年間で感謝祭に次いで2番目に多く食糧が消費される
- 1日あたりのブランド価値試算は、夏季五輪やFIFAワールドカップを超える
- ハーフタイムショーのエンターテインメントも有名
日本でもこういうコンテンツがあるといいんですけどね~
最近の日本シリーズとか、まったく盛り上がりませんよね。
スーパーボールをめぐる米国株のアノマリー
実は、米国株ではこのスーパーボールをめぐって結構有名なアノマリーがあります。それは;
NFCのチームが勝てば、その年の米国株相場は上昇する
AFCのチームが勝てば、その年の米国株相場は下落する
AFCのチームが勝てば、その年の米国株相場は下落する
というものです。
これについてBarron’sは、以下の通り分析しています。
(引用元:Barron’s Daily 2021-02-05)
スーパーボールは過去に54回開催されており、そのうち27回はNFCのチームが優勝、また別の27回はAFCのチームが優勝(ちょうど五分五分の成績)
・NFCのチームが優勝した年のS&P500の平均リターンは、約12%
・AFCのチームが優勝した年のS&P500の平均リターンは、約9%
しかし、スーパーボウルの開催された年の80%でS&P500は上昇しており、そのうち、
・NFCチームが勝った年の85%でS&P500は上昇
・AFCチームが勝った年の75%でS&P500は上昇
この平均から5%の変動は、「想定内のランダムな変動」にすぎない。
「株価が上昇する確率では、両者にほとんど差はない。」ということで、単なる迷信であると結論づけています。