ついに前回安値を下抜けてきたS&P500指数。どこまで下がる?
「プーチン大統領がウクライナ東部地域での軍事作戦実施を決断」との報道で、S&P500株価指数先物はついに前回安値(1月24日:4220近辺)を下抜けてきましたね。
前回安値を割らなければダブルボトムになるところでしたが、残念ながら割れてきましたね。
売られすぎを示す指標がいろいろ出てきていますが、あまりあてになりません。
ここでは、信頼度が高いといわれる「フィボナッチ・エクステンション」というラインをTradingViewのチャートに引いてみます。
まずはフィボナッチ・エクステンションの「1」のライン、4,000ポイントあたりが下値メドになりそうです。ここで最高値から約17%の下落幅です。
このラインは、最高値(A)と前回安値(B)の間と同じ距離を、前回高値(C)から引いたところです。別名「N計算値」といいます。
ここを割ってしまうと、3,600台でしょうか。
【フィボナッチ・エクステンションとは?】
フィボナッチ・エクステンション(3点を使う)は、A点とB点(高値と安値)の距離を基に、C点(押し目や戻り目)からの到達点を予測するものです。フィボナッチ・リトレースメント(2点を使う。A点とB点から、C点を予測する)と共に、よく使われます。
※なお、フィボナッチ・エクステンションは、MetaTraderではフィボナッチ・エクスパンションという呼称になっているので混同している方がおられます。呼称はどうでもよいので、3点を使う引き方をおさえておくと良いと思います。
フィボナッチ・エクステンション(3点を使う)は、A点とB点(高値と安値)の距離を基に、C点(押し目や戻り目)からの到達点を予測するものです。フィボナッチ・リトレースメント(2点を使う。A点とB点から、C点を予測する)と共に、よく使われます。
※なお、フィボナッチ・エクステンションは、MetaTraderではフィボナッチ・エクスパンションという呼称になっているので混同している方がおられます。呼称はどうでもよいので、3点を使う引き方をおさえておくと良いと思います。
極端な下落相場におけるフィボナッチ・エクステンションの事例
ご参考に、極端な下落相場では、このフィボナッチ・エクステンションの「1.618」のラインまで到達することがあります。例として、2020年3月のコロナウイルスのショック相場は以下のような状況でした。「1.618」あたりで下げ止まったことがわかりますね。
ご参考になれば幸いです。