S&P500株価指数(Standard & Poor’s 500 Stock Index)とは、米国の格付会社スタンダード・アンド・プアーズ社が算出している株価指数です、単独で米国株式市場を測る最も優れた手段とみなされており、世界的に有名な株価指数です。
★機関投資家が米国市場「全体」のベンチマークとして利用するのは、(厳選30社のみの単純平均である)ダウ工業株30種平均よりも、S&P500株価指数の方です。株価指数先物取引でも最も広く使われています。
S&P500株価指数は、ニューヨーク証券取引所(NYSE)、アメリカン証券取引所(AMEX)、NASDAQに上場している銘柄から、時価総額、流動性、米国企業としての属性、業種、浮動株比率などを基準として選定した500銘柄の株価を基に算出される、時価総額加重平均型株価指数(※)です。なお、同指数は米国株式の約75%を占める大型株に焦点を合わせています。指数の算出は、1941年から1943年の3年間の週平均時価総額を10として行われています。
※時価総額加重平均型株価指数とは:
組入銘柄の時価総額合計を、基準時点での時価総額合計で除算して求める指数です。(株価の単純平均である)株価平均型株価指数と異なり、一部の値がさ株の影響が少ないことが長所です。一方で、時価総額の大きい銘柄の影響が相対的に大きくなります。
時価総額加重平均型を採用する代表的な株価指数は、S&P500株価指数の他に、東証株価指数 (TOPIX) 、ナスダック総合指数、FTSE 100指数(イギリス)、DAX指数(ドイツ)、CAC 40指数(フランス)などがあります。
株価平均型を採用する代表的な株価指数は、ダウ工業株30種平均、日経平均株価、日経ジャスダック平均株価などがあります。