特集:株価指数の「自動売買」をMT4ではじめてみよう
(1)はじめのサンプル
(2)参考書籍の紹介
(3)売買ロジックを考えてみよう
(4)自動売買にとって重要なスキル・経験は?
(5)自動売買に最も適した株価指数はどれか?
(6)自動売買のロジックの実例
(7)自動売買EAのバックテストによる評価方法
(8)「バックテスト」よりも「フォワードテスト」が重要
(9)24時間ずっと自動売買するための「VPS」を利用してみよう
(1)はじめのサンプル
(2)参考書籍の紹介
(3)売買ロジックを考えてみよう
(4)自動売買にとって重要なスキル・経験は?
(5)自動売買に最も適した株価指数はどれか?
(6)自動売買のロジックの実例
(7)自動売買EAのバックテストによる評価方法
(8)「バックテスト」よりも「フォワードテスト」が重要
(9)24時間ずっと自動売買するための「VPS」を利用してみよう
はじめに
この特集では、楽天が「株価指数のCFD」の取り扱いを「MT4」で始めたので、これに対応して、「MT4による株価指数の自動売買」の記事を書いています。
今回は、自動売買に最も適した株価指数はどれかについて、書きたいと思います。
自動売買に最も適した株価指数
楽天証券が取り扱いを始めた株価指数のCFDは、以下の7つです。
- US30(ダウ平均)
- US500(S&P500)
- US100(ナスダック100)
- JP225(日経平均)
- UK100(英FT100)
- GER30(独DAX30)
- EU50(ユーロ50)
株価指数の品ぞろえとしては十分すぎると思います。
この中で自動売買に最も適した株価指数はどれかというと、(いろいろな意見があると思いますが)私個人的に、「一般的に」自動売買に適しているのは、米国の「S&P500株価指数」であると考えます。その理由は;
- S&P500指数先物は、世界で最も流動性の大きい株価指数先物市場である(売買高の順位は、S&P500先物>ナスダック100先物>ダウ平均先物、となります。)
- 世界中のインデックスファンドが、S&P500指数を基準としている
- 銘柄が分散されている(ダウ平均は30銘柄だけなので特定銘柄の影響が大きく、またナスダック100は「GAFAM+T」だけで時価総額の半分を占めておりボラティリティが大きい指数です。)
これらの要素によって、「S&P500株価指数」は値動きが素直でトリッキーな動きが少なく、比較的トレンドが続く傾向があり、テクニカル分析が最も効きやすいので、(一般的に)自動売買に適している、と考えるためです。
ただし、売買ロジックによっては、他の株価指数が合っているケースも多々あります。よって、特にS&P500株価指数に限定することなく、ダウ平均・ナスダック100・日経平均・欧州の各指数も、広く試してみるとよいと思います。
この特集はまだまだ続きます。よろしくお願いいたします。