今週はテスラの値動きに注目
昨年3月の70ドル台から、1年足らずで、900ドルまで上昇してきたテスラ株ですが、ここ1か月間は「三尊(ヘッド&ショルダー)」とよばれるチャート形状になっており、重要なチャートポイントにさしかかっています。
三尊(ヘッド&ショルダー)とは
三尊(ヘッド&ショルダー)のチャートパターンは、以下のような形状です。
三尊(ヘッド&ショルダー)は、ネックラインと呼ばれるサポートラインの下に、ロスカット(損切り)の注文が集中するので、需給の歪みによって価格が大きく変動する典型的な「チャートポイント」の一つです。この形状では、一般にケース1のように(ロスカットを巻き込んだ)下落パターンになることが多いというのが教科書的回答ですが、逆にケース2のように、三尊がダマシとなって上昇トレンドに戻ることもあります。
個別株のチャートでは、FXや株価指数のようなテクニカル分析があまり効かないことが多いです。ただし、テスラの場合は、世界中の投資家が見ているチャートなので、今週の動きは要注目です。