ARKKのパランティアの構成ウエイトが、2.67%(15位)に上昇
著名ファンド・マネージャーのキャシー・ウッド氏率いるARK investは、「破壊的イノベーション」による長期的な成長を捉えるファンドとして有名ですが、その基幹ETFであるARKKを含めたETF群において、ビッグデータ分析を手掛ける「パランティア・テクノロジーズ」(ティッカー:PLTR)の持株比率を増やしています。2021年8月13日時点で、ARKKにおけるパランティアのウエイトは、2.67%(15位)に上昇しています。
米国株「ARK Invest」特集(3)ARKの基幹ETF「ARKK」全構成銘柄リスト・順位変動(毎週更新)
はじめに 1回目の記事で、ARK Investの運用するアクティブ型のETFの一覧を紹介しました。 ARKK:Innovation ETF ARKQ:Autonomous Technology & Robotics ETF...
パランティアの2021年8月13日引け時点の株価の状況は、以下の通りです。
(クリックで拡大できます。)
パランティア・テクノロジーズの好決算
パランティア・テクノロジーズが2021年8月12日に発表した直近の決算内容を見てみましょう。
データ元は、同社のIRサイトです。
【2021年2Q決算の概要】
収益:3.76億ドル(対前年同期比+49%)(市場予想:3.60億ドル)
EPS(調整後):0.04ドル(市場予想:0.03ドル)
EBITDA(調整後):1.21億ドル
総顧客数:対前四半期比+13%
民間顧客数:対前四半期比+32%
2021年3Qの見通し
収益:3.85億ドル(市場予想:3.79億ドル)
上表の通り、政府機関向けの収益が、2Qに66%増加しています(1Qは+83%)。この内訳には、米国家核安全保障局、米沿岸警備隊、米連邦航空局、米国疾病予防管理センター(CDC)などを含みます。
一方、民間企業向けの収益の割合は政府機関よりもまだ小さいですが、2Qに28%増加しています。ディア、BNYメロン、サザンカリフォルニアエジソンなどを含む、対民間企業向けの事業成長が加速していることを示しています。
なお同社は2021年にIBM、富士通、アマゾンAWSと提携、また、複数のSPACに投資し、マーケティングのスタイルを変化させています。参考記事はこちらです。↓
パランティアの「SPAC投資を絡めたビジネスモデル」に注目してみよう
パランティア・テクノロジーズとは パランティア・テクノロジーズ(ティッカー:PLTR)は、2020年に直接上場したばかりの、ビッグデータ分析を手掛けるIT企業です。同社は、国防総省・FBIなど政府機関向けの「ゴッサム」というソリューション...