テスラの納車台数 343,830台(2022年3Q)
2022年10月02日、テスラは2022年3Qの生産台数・納車台数「Production & Delivery」を公表、市場予想を下回る結果でした。(データ元:テスラIRサイト)
生産台数:Model S/X 19,935台、 Model 3/Y 345,988台:合計 365,923台
納車台数:Model S/X 18,672台、 Model 3/Y 325,158台:合計 343,830台 (市場予想:358,000台)
納車台数:Model S/X 18,672台、 Model 3/Y 325,158台:合計 343,830台 (市場予想:358,000台)
市場予想を下回りましたが、四半期納車台数は過去最高です。上のグラフで分かる通り、前四半期(2022年2Q)は中国のCOVID-19によるロックダウンを受けて大きく落ちこみましたが、3Qは急回復しています。
当四半期の数値で気になるのは、生産台数と納車台数の差がいつもより大きくなっている点ですね。
テスラは他の自動車メーカーのような販売代理店を持たないので、生産台数と納車台数の差はいつも小さくなります。
バロンズでは、当四半期の生産台数と納車台数の差は、上海工場の生産車のうちヨーロッパに輸送中のものが影響していると解説しています。(納車台数は、顧客に納車するまでカウントされません。)
つまりテスラの公表している「Production & Delivery」の「Delivery」は、「納車台数」と訳すべきで、「出荷台数」ではない、ということですね。
なお今回の輸送中の車両の影響は事前に指摘されていたため、市場予想値はこの影響を加味しているようです。
先週末で、テスラ株は年初来で25%下落しています(S&P500指数も同じく25%の下落です。)
さて今晩の市場の反応はどうなるでしょうか。
ご参考になれば幸いです。