Ark Investのニュースレターの最新号で、EV(電気自動車)関連のスタートアップ企業について、興味深い記事が掲載されています。
当記事によると;
- ガソリン自動車は1900年代初頭に商品化されると、約485社が事業に参入、そのうち1930年まで生き残ったのは50社未満で、うち3社が市場の80%を独占しました。
- 中国では2019年までに500社を超えるEV企業が設立されましたが、2020年、製造拡大のために追加の資金を調達できたのはほんの一握りでした。
- 2021年はさらに、中国以外でも多くのEV関連のスタートアップ企業が設立されると見込まれますが、歴史に照らせば、そのうちほとんどの企業は成長できずに消滅する可能性が高いと考えられます。
中国政府にとってEV市場は千載一遇のチャンスであるものの、国営の自動車企業が有利な上に、2019年はEV向けの補助金が減少したのが大きいと思います。中国のEV市場は、競争が熾烈なので、初期の資金調達の段階で多くの会社が淘汰されている、ということかと思います。