中国におけるiPhone出荷台数が、前年同月比で79%増加
ここのところ中国関連はリスクオフのニュースが多いですが、これは良いニュースです。アップルの株主にとっては、来月(9月)の新製品発表(iPhone13)を控えて、追い風になりそうです。
バロンズの以下の記事によれば:
Apple Seeing Surging China iPhone Demand, Analyst Says, 2021-08-18
モルガン・スタンレーのアナリストであるケイティ・ヒューバティ氏(Katy Huberty)は、中国国営の情報通信系シンクタンクである中国情報通信研究アカデミー(China Academy of Information and Communications Technology:CAICT)が開示した情報に基づいて、2021年7月、中国におけるiPhone出荷台数が、前年同月比で79%増加した、と推定するリサーチ結果を公表しています。一方、中国の携帯電話ベンダーは、同期間に27%の増加に止まっています。
同氏は、アップルが中国でのスマートフォンのインストールベースのシェアは、過去27ヶ月の最高値である20.7%になったと推定しています。一方、サムスンとファーウェイは先月、中国での市場シェアを減少させており、中国国内のメーカーであるOppo、Vivo、Xiaomiの市場シェアも微増に止まったと推定しています。
同氏はまた、iPhoneシリーズの中で、iPhone12とiPhone12 Pro Maxが中国で最も人気のあるモデルですが、iPhone11の需要も回復傾向を維持していると述べています。
iPhoneは北米市場でのシェアが圧倒的に強いですが、それにしても中国での好調は良い兆しですね。
中国の消費者も、より高い品質・高価値のブランドに嗜好が変わってきているということでしょうか。