米国企業のPBR(株価純資産倍率)は、なぜ日本企業より高いのか?

上場企業のPBRは、日米で3倍以上の開きがある

米国の上場企業と日本の上場企業の大きな相違点の一つとして、「PBR(株価純資産倍率)」があります。

米国上場企業と日本上場企業のPBRとPERを比較すると、以下のような状況です(2021年4月19日時点)。

  • S&P500のPBRは約4.5、PERは約42.2(情報元
  • 日経平均のPBRは約1.3、PERは約22.2(情報元

S&P500と日経平均の間で、PERにも大きな差がありますが、より差が大きいのはPBRの方で、日米で3倍以上の開きがあります。

米国の上場企業のPBRは、なぜ高いのでしょうか?

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PBRを分解してみよう

ここで、PBR(株価純資産倍率)は、以下のように分解できます。

PBR(株価純資産倍率)=PER(株価/利益)x ROE(利益/純資産)

つまり、米国企業のPBRが高いのは、(PERだけでなく)ROEの高さが関係している、といえそうです。
ROEは、「Return on Equity」(自己資本利益率)と呼ばれます。

ROEとは、資本(株主価値)の利益への貢献度合いの点から、企業の収益力を測る代表的な指標です。
日本企業ではROEが10%未満の企業が多いですが、米国企業では10~20%台に広く分布しています。

まず、利益剰余金を蓄積する傾向にある日本企業にくらべて、米国企業は株主への配当や自社株買いに積極的であることから利益剰余金が減少し、結果的にROEが上昇します。つまり株主還元に対する積極性の差が、日米企業のPBRの差の原因の一つであると言えそうです。

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ROEを分解してみよう

しかし株主還元の積極性の差だけでなさそうです。ここで、さらにROEを、以下のように分解してみましょう。

ROE = (当期利益/売上高)×(売上高/総資産)×(総資産/自己資本)

A:当期利益/売上高は、売上高利益率と呼びます。
B:売上高/総資産は、総資産回転率と呼びます。
C:総資産/自己資本は、財務レバレッジとと呼びます。
(A x Bは、ROA(Return on Asset)と呼びます。)

上の計算式は、1919年にデュポン社で考案され「デュポン方式」と呼ばれています。(なおデュポンは、2017年にダウ・ケミカルと対等合併してダウ・デュポンに統合、そのうちの素材化学事業が2019年にスピンオフしたのが、現在のダウというダウ平均構成銘柄の会社です。)

まず、Bの総資産回転率については日米で大きな差異はないとみられています。一方で、Aの売上高利益率と、Cの財務レバレッジの両方において、米国企業は日本企業よりも値が大きいとされています。

米国企業のPBRが高いのは、(PERだけでなく)ROEの高さ、なかでも「売上高利益率」と「財務レバレッジ」が高いことによる、といえそうです。

「売上高利益率」は収益性そのもの「財務レバレッジ」は負債を活用した積極経営を意味しますが上述の積極的な株主還元も影響します。以上から、収益性自体の差積極的な株主還元策の差IT・ハイテク企業を多く含む米国の産業構造と日本の産業構造の違いなどが、日米企業のPBRの差に影響していると考えられそうです。

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