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ランキングと個別銘柄チャートの最終更新日は、2022年12月25日です。
ETFの紹介 コラム

S&P500を「S&P500グロース成分」と「S&P500バリュー成分」に分解してみよう

S&P500をグロースの成分とバリューの成分に分解して、セクター・ローテーションの動きを見てみよう

足元の米国株市場は上値の重い展開で、明日のCPI待ちといった感じですね。

さて、今回の記事では、S&P500株価指数を、グロースの成分とバリューの成分に分解して、足元の相場をあらためてみてみたいと思います。

  • S&P500株価指数の構成銘柄のうち、グロース株で構成される代表的なETFとして、ブラックロックの「IVW」(ベンチマークは、S&P500 Growth Index)
  • 同様に、バリュー株で構成される代表的ETFとして、同じくブラックロックの「IVE」(ベンチマークは、S&P500 Value Index)

なお、IVWの保有銘柄数は239銘柄、IVEの保有銘柄数は449銘柄あります。S&P500構成銘柄を単純にどちらかに分けているものではありません。

以上2つのETFを、S&P500株価指数(ETFとしてVOOを使用)と比較したものが、以下のチャートです。基点は2021年年初からで、直近の約13カ月間の相対パフォーマンスを示しています。
緑色のラインがIVW、赤いラインがIVEです。(クリックで拡大できます。)

想像通り、今年年初からの下落相場において、S&P500のバリュー成分「IVE」は、それほど下げてないですね。
2021年年初からの13カ月間でみると、以下のような「セクター・ローテーション」の動きがわかります。

  • 2021年の序盤はバリューのIVEがアウトパフォーム
  • 2021の中盤から終盤まではグロースのIVWがアウトパフォーム
  • そして直近はバリューのIVEがアウトパフォームしています。

なおS&P500株価指数のバリュー株成分は、ボラティリティが相対的に低く、S&P500株価指数全体の安定性に寄与している、とも言えそうです。

一方、長期的なパフォーマンス(2011年以降)を比較すると、下のような状況です。長期的にはグロースのIVWが(ボラティリティが高いものの)圧倒的にアウトパフォームしていますね。


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グロースETF「IVW」とバリューETF「IVE」の構成銘柄と分配金利回りをみてみよう

それでは、上記で比較したグロースETF「IVW」とバリューETF「IVE」の、構成銘柄と分配金利回りをみてみましょう。

iShares S&P 500 Growth ETF | IVW

運用会社:ブラックロック

2021年2月4日時点
ベンチマーク:S&P500 Growth Index
手数料:0.18%
分配金利回り:0.51%(2022年1月31日時点)
銘柄数:239銘柄
上位構成銘柄:

  • AAPL APPLE INC 13.89%
  • MSFT MICROSOFT CORP 11.87%
  • AMZN AMAZON COM INC 7.11%
  • GOOGL ALPHABET INC CLASS A 4.45%
  • GOOG ALPHABET INC CLASS C 4.13%
  • TSLA TESLA INC 3.88%
  • NVDA NVIDIA CORP 3.14%
  • FB META PLATFORMS INC 2.90%
  • HD HOME DEPOT INC 1.49%
  • ADBE ADOBE INC 1.26%

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iShares S&P 500 Value ETF | IVE

運用会社:ブラックロック

2021年2月4日時点
ベンチマーク:S&P500 Value Index
手数料:0.18%
分配金利回り:1.84%(2022年1月31日時点)
銘柄数:449銘柄
上位構成銘柄:

  • BRKB BERKSHIRE HATHAWAY INC CLASS B 3.06%
  • JNJ JOHNSON & JOHNSON 2.40%
  • PG PROCTER & GAMBLE 2.07%
  • XOM EXXON MOBIL CORP 1.83%
  • UNH UNITEDHEALTH GROUP INC 1.40%
  • CVX CHEVRON CORP 1.39%
  • DIS WALT DISNEY 1.37%
  • JPM JPMORGAN CHASE & CO 1.29%
  • KO COCA-COLA 1.26%
  • CMCSA COMCAST CORP CLASS A 1.19%

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参考:IVW vs QQQ

なおご参考に、上記のS&P500指数グロースETF「IVW」を、ナスダック100指数に連動する「QQQ」とパフォーマンス比較すると、以下のような感じです。
QQQが長期的にアウトパフォームしていますね。QQQは100銘柄であるのに対して、IVWは239銘柄あってより分散されたETF、ということですね。

 

以上、ご参考になれば幸いです。

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