(1)火星探査機が着陸。SPACと合併して続々と上場する宇宙関連銘柄に注目してみよう
(2)Ark Invest、宇宙探査関連の新ETF「ARKX」を準備中!
(3)ARKの宇宙関連ETF「ARKX」、3月30日取引開始
(4)ARKの宇宙関連ETF「ARKX」を、類似ETF「UFO」「ROKT」と比較してみよう
(5)ARKXの構成銘柄をめぐる疑問「ジョン・ディアが火星を耕す??」
宇宙関連ETF「UFO」と「ROKT」
別記事で書いた通り、本日(2021年3月30日)、ARK Investの宇宙探査関連ETF「ARKX」の取引がスタートします。
当記事では、ARKXよりいちはやく取引が始まっている他の2つの宇宙関連ETF「UFO」と「ROKT」の内容をみてみたいと思います。
UFO:PROCURE SPACE ETF

UFOは、「S-Network Space Index」と呼ばれるインデックスをなぞって運用、宇宙産業の1つ以上のセグメントから、収益または利益の少なくとも50%を受け取る企業に投資します。
このETFは、年初来のパフォーマンスがいいですね。
このUFOおよび下のROKTと比較して、ARKXの最大の特徴は、宇宙産業の当事者だけでなく宇宙産業の革新の「受益企業」を含んでおり、かつ今のところそうした受益企業の構成割合が多い点であると考えます。
純資産:140.03M
配当利回り:0.94%
年初来リターン:18.99%
ベータ値(5年月次):N/A
純経費率:0.75%
開始日:2019-04-10
保有上位10銘柄 (総資産の55.98%)
Loral Space & Communications Inc LORL 8.55%
Gilat Satellite Networks Ltd GILT 6.81%
Viasat Inc VSAT 6.26%
Maxar Technologies Inc MAXR 5.81%
ORBCOMM Inc ORBC 5.10%
Trimble Inc TRMB 5.00%
Virgin Galactic Holdings Inc Shs A SPCE 4.87%
Iridium Communications Inc IRDM 4.71%
Eutelsat Communications ETL.PA 4.47%
Garmin Ltd GRMN 4.40%
ROKT:SPDR Kensho Final Frontiers ETF

ROKTは、最終的に残された「フロンティア」として、「宇宙」だけでなく、「深海」もテーマに含みます。「S&P Kensho Final Frontiers Index」と呼ばれる指数をなぞって運用、AI(人工知能)と定量的なウエイト付けの手法を利用して、宇宙空間と深海の領域を含む、最終フロンティアの探索におけるイノベーションを推進している製品とサービスを提供している企業に投資します。
純資産:22M
配当利回り:0.47%
年初来リターン:3.41%
ベータ値(5年月次):0.00
純経費率:0.45%
開始日:2018-10-19
保有上位10銘柄 (総資産の47.34%)
Maxar Technologies Inc MAXR 6.61%
Aerojet Rocketdyne Holdings Inc AJRD 5.44%
Virgin Galactic Holdings Inc Shs A SPCE 5.16%
Hexcel Corp HXL 4.47%
Raytheon Technologies Corp RTX 4.36%
L3Harris Technologies Inc LHX 4.30%
Heico Corp HEI 4.28%
Northrop Grumman Corp NOC 4.28%
Honeywell International Inc HON 4.25%
Teledyne Technologies Inc TDY 4.19%