昨日の米国株は、4日続伸
米国株は、FOMCを挟んだ大幅下落の後、かなり戻してきましたね。
昨日(2日)の米国株は、グーグル親会社アルファベットの好決算(株式分割も)などを好感して4日続伸でしたね。AMDなども買われました。一方、昨日の取引終了後に決算発表したメタは、時間外で20%以上下げていますね。
米国株の調整局面で「センチメントの回復度合い」として使える銘柄
米国株市場の大幅下落がどれほど回復したかは、株価指数やVIXなどで評価できますが、その他に個別銘柄の回復度合いを参考にする、という考え方がありますね。
ここで、GAFAM以外の大型テック株のなかで、「米国株全体の調整局面で、投資家のセンチメントがどの程度回復しているか」のバロメータとして使える銘柄として、今朝のモーサテで和キャピタルの村松さんが、「ASML」を紹介していました。
ポイントは;
- 利上げ動向に業績が左右されない
- 営業利益率が高い
- 競合が少ない
- バリュエーションが高い
以下は、昨日(2日)引け時点の指標です。(データ元:Yahoo Finance)
営業利益率(%) | 予想PER | |
ASML | 35.1 | 34.0 |
アップル | 30.9 | 28.0 |
マイクロソフト | 32.5 | 42.5 |
アルファベット | 30.3 | 23.1 |
アマゾン | 6.1 | 43.2 |
メタ(フェイスブック) | 41.7 | 20.4 |
ASMLが製造する最先端露光装置は、競合企業がありません。世界でASMLだけです。
世界の最先端半導体サプライチェーンの頂上に君臨するASMLは、TSMCと並んで「世界で最も重要な企業」ですね。
ASMLについては、個別銘柄紹介の他に過去記事がいろいろあるのですが、最も読んでいただいている記事はこちらです↓
ご参考にしていただければと思います。
ご参考にしていただければと思います。
ニコンはなぜASMLに勝てなかったのか
最先端半導体のサプライチェーンの頂上に君臨するASML この記事は、米国株「半導体関連銘柄特集」シリーズの一環で書いています。 最近、「自動車メーカーが、半導体が足りなくて相次いで減産」というニュースをよく見...
ASMLのような超優等生で常に割高な株が売られるのは、主に相場全体の地合いが悪いときですね。
昨日の引け時点の相対比較チャートを下にのせておきます。青線がASMLです。リバウンドしてきましたね。
(クリックで拡大できます。)
なおオランダ企業のASMLはナスダック100の構成銘柄ですが、S&P500の構成銘柄ではありません。
以上、ご参考になれば幸いです。