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ランキングと個別銘柄チャートの最終更新日は、2022年12月25日です。
コラム

ビットコイン上昇中。しかし「制裁回避や違法行為の裏口」としての使用は、使用禁止や制限につながる

ビットコインがじわり上昇中

ウクライナ危機で石油などのコモディティ価格が急騰していますが、もう一つ、気になる上昇を見せているのがビットコインですね。

上の日足チャートでは現在、直近高値のF(約46,000)を上抜けるかの攻防ですね。ただし、直近最安値Eの基点のDが戻り高値(約52,000)なので、ここを超えるまでは日足ではまだ下落トレンドです。トレンドの見方は、下の関連記事をご覧いただければと思います。
米国株でも「トレンド」の定義や「トレンドの開始・終了をどう判断するか」(ダウ理論)はとても重要
はじめに 昨日(26日の土曜日)、「米欧はロシアの大手銀行をSWIFTから排除で合意、必要に応じてほかのロシアの銀行も追加」と報道されていますね。先日書いた関連記事はこちらです↓ 部分的なSWIFT排除となりましたね...

ビットコイン相場の今後はどうなる?

価値の貯蔵庫、寄付の手段

足元でビットコインが上昇している要因としてまず挙げられているのが、ウクライナへの軍事侵攻とその制裁によって急落しているロシアルーブルやウクライナフリヴニャの代わりに、ロシア市民やウクライナ市民がビットコインを購入している、という点ですね。

ビットコインは、戦争や急激な金融統制によって揺らいでいる国の通貨の「貯蔵庫」としての需要があることを示しています

また、今回の軍事侵攻では、ウクライナの防衛と人道援助への寄付のためにも利用されているようです。ブロックチェーンデータ分析会社Ellipticによると、ウクライナ政府とウクライナ軍を支援する非営利団体は、26,000を超える暗号資産の寄付を通じて3,080万ドルを調達した、と分析しています。

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経済制裁の回避や違法行為の裏口

しかし一方で、ビットコインやその他の仮想通貨は、「経済制裁の回避」や「違法行為の裏口」のために使用される可能性があるという負の側面を有しています。

ビットコイン政策研究所フェローのウィリアムルーサー氏は、今回のロシアに対する世界的な制裁について、これまで主要国にこれほど大きな制裁を課したことはなく、巨額の制裁が課せられる場合、制裁対象国は仮想通貨を含むテクノロジーを使用してそれらを回避する可能性がある、と分析しています。(引用元:バロンズ、Bitcoin Is Flying in the Face of War. Here’s What May Come Next.

制裁を回避するために仮想通貨が使用されれば使用されるほど、仮想通貨は各国政府による厳しい使用制限の対象になりえます。暗号取引を完全に禁止しない場合であっても、取引をより厳密に監視する可能性があります。

たとえば、中国はすでに暗号通貨での商取引を禁止しており、ビットコインやその他のトークンを従来の金融システムから切り離しています。また、米国政府当局者は、仮想通貨が違法行為の裏口チャネルになる可能性があることへの懸念を表明しています。

ということで、ビットコインの目先の上昇要因は、長期的には下落要因につながる可能性がある、と考えます。冒頭に紹介しましたように、まずは目先のレジスタンスラインである46,000ドルや52,000ドルを上抜けるかに注目してみたいと思います。


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