米国株投資に金(ゴールド)投資を加えてみよう:目次
(1)金と相関関係が高いものは?
(2)金投資に役立つおすすめ情報源リスト
(3)金の長期投資:金ETFはどれを買うべきか?(GLD, IAU, GLDM)
(4)金の短期トレード:金の値動きの特徴は?
(1)金と相関関係が高いものは?
(2)金投資に役立つおすすめ情報源リスト
(3)金の長期投資:金ETFはどれを買うべきか?(GLD, IAU, GLDM)
(4)金の短期トレード:金の値動きの特徴は?
この記事は、米国株・金(ゴールド)投資特集の一環で書いています。
今回は、金の長期投資についてまとめておきたいと思います。
金の長期投資の方法
金の長期投資方法には、以下のような方法があげられます。
- 純金積立
- 投資信託
- ETF
この中でどれを選ぶべきかというと、私の個人的意見としては、「ETF一択」です。純金積立も投資信託も手数料が高すぎること、また長期投資といっても買って放置するだけではなく、ETFでは相場状況に応じて機動的に売買できるメリットがあるためです。
金ETFはどれを買うべきか?
金価格に連動する代表的なETFとしては、「GLD」「IAU」「GLDM」の3つが挙げられます。(他にもありますが、これら3つの主要ETFの比較で十分であると思います。)
(クリックで拡大できます。)
上のチャートの通り、パフォーマンスはほぼ同じです(3つのラインはほぼ重なっています)。
ではどのETFを選べばよいでしょうか?
先に個人的な結論から言うと、「GLDM一択」でよいかと思います。
SBI証券、楽天証券、マネックス証券全て可能です。NISAもOKです。
「GLD」「IAU」「GLDM」の3つの金関連ETFを比較すると、以下の通りです。
GLD | IAU | GLDM | |
名称 | SPDR Gold Shares | iShares Gold Trust | SPDR Gold MiniShares Trust |
運用会社 | State Street | BlackRock | State Street |
純資産 | 59.26Bil | 28.61Bil | 4.51Bil |
経費率 | 0.40% | 0.25% | 0.18% |
開始日 | 2004-11-18 | 2005-01-21 | 2018-06-26 |
GLDMは、経費率(手数料率)がGLD・IAUより低く、運用会社はGLDと同じ大手のState Streetです。後発のETFなので純資産はGLDやIAUより少ないですが、特に問題無いと考えます。
金の長期投資の割合は、ポートフォリオ全体の10%程度が定番です。毎月積立のように買い増す手法も悪くないと思いますが、インフレ懸念が高まるときや、実質金利が低下するとき、リスクオフの状況のときに、機動的にポジションを増やす運用スタイルがより良いと思います。
今回は金の長期トレードについてまとめました。
次回より金の短期トレードについて書きたいと思います。(実は、金は短期トレードにとても適しています。)