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コラム

米国株投資に金投資を加えてみよう(4)金の短期トレード:金の値動きの特徴は?


この記事は、米国株・金(ゴールド)投資特集の一環で書いています。
今回から金の短期投資(短期トレード)についてまとめたいと思います。

金は長期投資だけでなく、実は短期トレードにも適しています。その根拠として、以下に金相場の値動きの特徴を挙げたいと思います。

金相場は、1日でどれだけ変動するか?(他の投資対象と比べてみよう)

金価格の相場は、直近で1トロイオンスあたり約1,810ドルで推移しています。
さてここで、金相場は1日の間にどれくらい変動するでしょうか?(1日の高値と安値の間の値幅と、その変動率はどれくらいでしょうか)?

値幅と変動率を、他の投資対象と比べてみることします。
1日の値幅の指標として「ATR:Average True Range」というテクニカル指標を使用します。

【ATRとは】
ATRとは、J・ウエルズ・ワイルダー・ジュニア氏によって1970年代に開発されたテクニカル指標で;
・当日高値ー当日安値(日足でない場合は当日ではなく当期間。以下同様)
・当日高値ー前日終値
・前日終値ー当日安値
の3つの値のうち、最も大きいものを当日(当期間)の「True Range(真の値幅)」と呼び、このTrue Rangeの移動平均(指数平滑移動平均:EMA)のことを、ATR(Average True Range:真の値幅の平均)と言います。

計算式は覚える必要はありません。ATRは、各チャートの足の平均の値幅(日足チャートなら1日の平均の値幅)、と覚えておくと良いと思います。

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S&P500株価指数

まずS&P500株価指数の日足チャート(2020年年初以降)とATRは、以下の通りです。
(クリックで拡大できます。)

S&P500株価指数の日足チャートのATRは、直近は50くらいで推移しています。1日の変動率は、ざっと50/4,400≒1.1%程度です。

為替:ユーロドル

次に、FXの中で最も取引量の多い通貨ペアのユーロドルを見てみます。
(クリックで拡大できます。)

ユーロドルの日足チャートのATRは0.006ドル(60pips)くらいで推移しています。1日の変動率は、ざっと0.006/1.187≒0.5%程度です。

為替:ドル円

次に、ドル円を見てみます。
(クリックで拡大できます。)

ドル円の日足チャートのATRは、0.5円(50pips)くらいで推移しています。1日の変動率は、ざっと0.5/109.2≒0.45%程度です。

仮想通貨:ビットコイン(ドル建て)

次に、ビットコイン(ドル建て)を見てみます。
(クリックで拡大できます。)

ビットコインの日足チャートのATRは、足元は2200くらいで推移しています。1日の変動率は、ざっと2200/40,000≒5.5%程度です。

金CFD(XAUUSD)

最後に、金(ドル建て)のCFDを見てみます。
(クリックで拡大できます。)


金CFDの日足チャートのATRは、足元は25くらいで推移しています。1日の変動率は、ざっと25/1,800≒1.4%程度です。

以上のATRと変動率をまとめると、以下のようになります。

 ATR(1日の平均の値幅)変動率
S&P500株価指数約50約1.1%
ユーロドル約0.006約0.5%
ドル円約0.5約0.45%
ビットコイン約2,200約5.5%
金CFD約25約1.4%

金相場は、ビットコインほど乱高下することはなく、一方で、ユーロドル・ドル円やS&P500株価指数よりは1日の変動率が大きいことがわかります。言い換えると、金相場は、ほど良いボラティリティがあるために、短期トレードに合っていると考えます。(もちろん、リスク管理ができることが大前提です。)

また、金CFDの最低取引単位は、1オンスで1,800ドル≒20万円、つまりレバレッジ10倍の場合は最低証拠金は2万円ですので、FXの最低取引単位(1000通貨)とあまり差がなく、少額で安全に始められることもメリットです。

なお金CFDは、FXと比べるとスプレッド(買値と売値の差)が広いですが、コモディティの中では流動性が大きいために、銅や銀などの他のコモディティCFDよりはスプレッドが一般に狭いです(実際のスプレッドは、証券会社や時間帯によって異なります。)

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金相場が1日の中で最も変動する時間帯はいつか?

次に1日の中で、金相場が最も動く時間帯をみてみたいと思います。

以下のチャートは、金CFDの5分足チャートです(2021年7月16日~7月27日の8営業日)。チャートの下部は、上と同じATR(5分足の平均の値幅)を表示しています。
(クリックで拡大できます。)

ATRの規則的な動きに注目してください。日によって多少の差はありますが、ATRは毎日、日本時間の20時~21時前後から値幅の増加がはじまり、日本時間の23時~24時までは値幅が大きいことがわかります。

つまり、金CFDは1日中トレードはできますが、米国市場(特に前半)の時間帯に集中して値動きが大きくなる、ことを踏まえておくと良いと思います。
たとえばFXでは、通貨ペアによっては欧州時間に大きく動くものもありますが、金CFDは米国時間に集中して値が動きます。これは、日中お仕事をされている兼業トレーダーの方にとって、最適な時間帯で値が動くことになります。

なお金CFDの原資産である金の主要市場は、日本 (TOCOM)、上海 (SHFE)、ロンドン、ニューヨーク (COMEX)です。

以上ご参考になれば幸いです。

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