ストリーミング大手のロク(ROKU)は、ARKの破壊的イノベーションETF「ARKK」で3位に組み入れらている銘柄で、当サイトでも注目している銘柄の一つです。
ARKはなぜ「ROKU(ロク)」を破壊的プラットフォーマーと見ているのか?
はじめに ARK Investの基幹ETF「ARKK」の中で、Roku(以下ロク)は、テスラ、スクエア、テラドックに続く第4位で、5.99%のウエイトを占めています(2021年4月14日時点)。破壊的イノベーションに投資するARK...
下のチャートは、ロクの日足です(2021年6月18日時点)。
6月18日は、その2日前のFOMCのタカ派よりのサプライズなどで、米国株は主要指数がそろって下落しましたが、ロクは下の通り逆行高でした。同社の株価は、長期移動平均線にサポートされて推移しています。
なぜ、この日にロクが逆行高になったかというと、「新しいオリジナルコンテンツが好調」というロクのリリースが、市場で好感されたためです。
急成長が予測されるストリーミング市場で、ロクは既に世界第1位のTVストリーミングプラットフォームに成長していますが、大手メディアやグーグル、アマゾンなどの競争が激化しています。従来から、競合と比べてロクの特徴の一つは「オリジナル・コンテンツを保有していないこと」でしたが、今年に入ってから戦略を転換してきています。
2021年6月18日に出されたリリースは、同社IRサイトで見ることができます。
以下に要約して紹介します。
オリジナルコンテンツ「Roku Originals」のスタートによって、ストリーミング業績(直近2週間)が記録的に増加(June 18, 2021)
- 2021年5月下旬、ロクは、Kevin Hart、Anna Kendrick、JenniferLopezなどが主演する30のオリジナルシリーズ「Roku Originals」をロクチャンネルに追加しました。
- 「Roku Originals」のリリースから2週間(5月20日から6月3日)で、全米の視聴世帯が7,000万を突破、新規アカウントが記録的に増加しました。
- ロクチャンネルで最も視聴された番組のトップ10は、この2週間ですべて「Roku Originals」、ユーザーの3人に1人以上が「Roku Originals」シリーズをストリーミングし、ユーザーは平均して9つのエピソードをストリーミングしました。
- すでに提供されている40,000以上の無料の映画やテレビ番組と190以上のライブリニアチャンネルに加え、今年さらに45本の「Roku Originals」をリリースする予定です。
- 同社は、オリジナルコンテンツ戦略の推進のために、2021年5月に制作スタジオを買収しています。
(参考)ロクが2021年5月下旬にオリジナルコンテンツをローンチした時のリリース
30 Roku Originals arriving on The Roku Channel on May 20th
以上、ご参考になれば幸いです。