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コラム

AT&T株主にとって、新規取得したWBD株は魅力的か?AT&Tのワーナーメディア事業のスピンオフ(ディスカバリーとの合併)が確定。

AT&Tのワーナーメディアのスピンオフ(ディスカバリーとの合併)が確定

ワーナーメディアのスピンオフが確定したAT&T株は、昨日2022年4月11日(月)、以下のように新しい株価で取引が始まりました。

経緯
2021年5月17日、AT&Tは「ワーナーメディアのメディア事業を分離し、ディスカバリーと統合する」という巨大ディールを発表しました。AT&Tは、5Gとファイバーインターネットのコアドメインに焦点を回帰させ、一方でディスカバリー側は、CNN・HBO・HGTX・フードネットワークなどを展開する新しい巨大エンターテインメント企業が誕生することになります。AT&Tの株主は、ワーナーメディア+ディスカバリーの新メディア会社の71%を所有し、ディスカバリーの株主が残りを所有します。 

この記事では、新しいAT&T株と、新規にスタートした「ワーナーブラザーズディスカバリー」「WBD」株について、まとめておきたいと思います。

2022年4月8日(金)、AT&Tは、ワーナーメディア事業のスピンオフ(ディスカバリーとの合併)手続きが完了したことを発表しました。
データ元:AT&T Webサイト
Discovery and AT&T Close WarnerMedia Transaction

Under terms of the agreement, which was structured as a Reverse Morris Trust transaction, at close AT&T received $40.4 billion in cash and WarnerMedia’s retention of certain debt. Additionally, shareholders of AT&T received 0.241917 shares of WBD for each share of AT&T common stock they held at close. As a result, AT&T shareholders received 1.7 billion shares of WBD, representing 71% of WBD shares on a fully diluted basis. Discovery’s existing shareholders own the remainder of the new company. In addition to their new shares of WBD common stock, AT&T shareholders continue to hold the same number of shares of AT&T common stock they held immediately prior to close.

AT&Tの株主は、ワーナーメディアとディスカバリーが合併した「ワーナーブラザーズディスカバリー」(ティッカー:WBD)の17億株(AT&Tの1株ごとに、WBD株0.241917株)を受け取りました。これは希薄化ベースでWBD株の71%に相当します。
ディスカバリーの既存の株主は、新会社の残りの部分を所有しています。 AT&Tの株主は、WBD普通株式の新株に加えて、従来から保有していたAT&T普通株式を引き続き保有しています。

今回のワーナーメディアとの合併によって、従来3つの種類株式※(下記参照)で構成されていたディスカバリー株は、1つのクラスのワーナーブラザーズディスカバリー(WBD)に統合されました。

※従来のディスカバリーの種類株式
従来(ワーナーメディアとの合併前)のディスカバリー株は、議決権の付与が異なる以下の3つの種類株式がナスダックに上場されていました。そのうちティッカー「DISCA」のクラスA株式と、ティッカー「DISCK」のクラスC株式がS&P500の構成銘柄でした。
DISCA:Discovery Inc. Class A(1株につき1議決権)
DISCB:Discovery Inc. Class B(1株につき10議決権)
DISCK:Discovery Inc. Class C(議決権無し)

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新しいAT&T株の調整後終値と配当利回り

スピンオフ確定直前(合併直前)の2022年4月8日(金)の、AT&T(T)とディスカバリー(DISCA)の引け値は以下の通りでした。

  • AT&T(T):24.14ドル(調整前の終値)
  • ディスカバリー(DISCA):24.43ドル

AT&T株主に付与された新会社WBDの(AT&T1株当たりの)価値は、金曜日のディスカバリーの終値24.43ドルに対して、AT&T1株に対して付与された株数である0.24197を乗じた約5.91ドルに相当します。スピンオフ後のAT&T株の先週金曜の調整後の終値は、調整前の終値の24.14ドルから、上記の約5.91ドルを差し引いた約18.22ドルです(この算式は、バロンズの解説に基づいています)。

※なおYahoo Financeをはじめデータプロバイダーによっては、先週金曜日のAT&Tの終値が18.22ドルの調整後終値に修正されています。

昨日月曜日のAT&T株は、上のチャートで示したように(先週金曜日の調整後終値と比較して)△7.74%の大幅上昇で、19.63ドルで引けています。
なお、AT&Tの新しい配当利回りは、新しい年間配当金1.11ドルに基づいて、約5.9%となっています。

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AT&T株主にとって、新規に取得したWBD株は魅力的か?

AT&Tの株主は、事前にWBD株を受け取る権利を売却できるオプションを持っていました。このオプションを行使しなかったAT&T株主に対して、WBD株が付与されたことになります。
このオプションを行使しなかったAT&Tの株主からすれば、今回のディールは一言でいうと、「AT&Tの株価が2割近く下がった代わりにWBD株を配られた」ということですね。

上記オプションを行使せずに付与されたWBD株は、AT&T株主にとって、魅力的でしょうか?
巨大エンターテインメント企業としてスタートしたWBDの成長に期待する投資家としては、魅力的である可能性があります。

ただし、AT&Tの株主の大部分は個人投資家(バロンズの推定では45%~50%)で、基本的に高い配当利回りを狙ってAT&Tに投資しているケースが多いと思われます。一方、ディスカバリーは、従来から上記の3つの種類株式すべてで配当を行っておらず、新会社ワーナーブラザーズディスカバリー(WBD)も、配当を行う可能性は低いと考えられます。

よって、配当狙いのAT&T株主にとっては、新規に付与されたWBD株は配当がないために魅力的でなく、売却するインセンティブが働くと考えられます。

以上、ご参考になれば幸いです。

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