はじめに
新年明けましておめでとうございます。
2022年が貴方にとって良い年になるといいですね。
本年も「米国株.com」をどうぞよろしくお願いいたします!
新年1発目の記事は、今年も米国株市場の注目を集めるであろう「テスラ」の記事にしたいと思います。
2021年のテスラ株のパフォーマンス
まずは2021年年初からの1年間のパフォーマンスの比較チャートをご覧ください。
太い青線がテスラです。
一番上からエヌビディア、グーグル、マイクロソフト、テスラ、アップル、S&P500、ナスダック100、メタ(フェイスブック)、ダウ30、アマゾン、の順になっています。
エヌビディアが約130%上昇したので、他は大したことないように見えますが、テスラは年初から約45%上昇して、1,056.78ドル、時価総額も1兆ドルを突破して2021年を終えました。
2021年のテスラ株は、8月末頃までは年初来マイナスで推移、その後急上昇しました。その後11月にイーロン・マスクCEOが自身が保有するテスラ株の10%縮小を開始したことで大きな調整を経た後に、年末に再び上昇するという1年でした。
10月頃から、テスラ株は、(半導体・AI・自動運転・メタバースの勝ち組として2021年の米国株相場の主役になった)エヌビディア株と、株価の動きの相関が高くなっていますね。
2022年のテスラ株のパフォーマンス予測
2021年終了時点のテスラ株は、以下のような状況です。
- 株価:1,056.78ドル
- 時価総額:1兆610億ドル
- 予想PER:121.95
- PSR:24.67
2021年3Qまでの出荷台数・生産台数実績の推移は、以下の通りです。
(2021年4Qの数値が間もなく発表されます。)
テスラのこれまでの出荷台数は、2020年に約500,000台、2021年に(4Qの予測を含めて)約900,000台です。
2022年は、ベルリンとオースティン(テキサス州)の2つの新工場が立ち上がります。
2022年の出荷台数については、ドイツ銀行のアナリストは約1,420,000台と予測、特にテスラのバッテリー技術、バッテリー容量、コスト構造の改善は、世界的なEVシフトを加速させて、その中でテスラのリードを大幅に拡大させる可能性がある、と見ています。(出所:バロンズ)
2022年のテスラの株価目標については、ドイツ銀行は、1,000ドルから1,200ドルに引き上げました。一方、WedbushとJefferiesは1,400ドル、PiperSandlerは1,300ドルと予想しています。(出所:バロンズ)
以上ご参考になれば幸いです。