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ランキングと個別銘柄チャートの最終更新日は、2022年12月25日です。
ETFの紹介 コラム

2021年第1四半期の国別の投資パフォーマンス第1位は、「チリ」

今年1Qの国別の投資ベストパフォーマーは、「チリ」

バロンズの直近のメルマガで、2021年第1四半期の投資パフォーマンスを国別でみた場合;
ベスト1は「チリ」ワースト1は「トルコ」
と紹介されていました。

トルコは、中央銀行総裁・副総裁が更迭されてトルコリラが暴落したので、ワースト1なのはしっくりきますね。
一方ベスト1の「チリ」の方は、何でベスト1なのかよくわからないので、調べてみることにしました。

チリの株価指数「IPSA」

チリの主要な株価指数は「IPSA株価指数」(Índice de Precio Selectivo de Acciones)で、サンティアゴ証券取引所に上場している主要30銘柄で構成されています。

IPSA株価指数(黒の太いライン)を2021年年初来でみると、主要国の株価指数で最もパフォーマンスが良かった米ラッセル2000(紫色)を終盤に逆転して最上位になっており、確かにベストパフォーマーと言えそうです。
(クリックで拡大できます。)

IPSA株価指数の構成銘柄は、Wikiをリンクしておきますのでご参照下さい。
注目銘柄は、NYSEにも上場しているSociedad Química y Minera de Chile S.A. (ティッカー:SQM)です。

チリは銅、銀、金、鉄などの鉱物資源に恵まれており、特に世界最大の銅生産国(中国が最大顧客)ですので、商品市況も追い風であったと考えられます。

また、チリは、新型コロナウイルスワクチンの接種ペースが2021年3月9日までにイスラエルを上回り、世界最速となっていることも好感されていると考えられます。

(参考記事)
南米チリ、ワクチン接種ペース最速に イスラエル抜く(日経:2021年3月10日)
世界でも有数の自由貿易協定(FTA)締結国であるチリは、それを生かして大量のワクチンを確保。全土で基礎的な医療体制が整備されていることも円滑な接種につながっている。昨年12月24日に接種を開始。米製薬大手ファイザーとドイツのバイオ企業ビオンテックが共同開発したワクチンと中国の製薬大手、科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)のワクチンが承認されている。

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チリの通貨「チリペソ(CLP)」

次に、チリの通貨「チリペソ(CLP)」の年初来の状況もみてみます↓
太い黒線が対ドルのチリペソの推移です。1月は弱含みでしたが、3月末の水準ではNZドル・メキシコペソあたりと同じ水準で、ユーロや円よりは強いです。今年の第1四半期は、すべての通貨に対して米ドルが全面高でしたので、その中では安定推移と言えると思います。

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ECH:iShares MSCI Chile ETF

次に、チリ関連のETFも紹介しておきたいと思います。



運業会社:ブラックロック
Yahoo Finance

Net Assets 505.88M
分配金利回り:2.04%
年初来リターン:12.77%
ベータ値(5年月次):1.31
純経費率:0.59%
開始日:2007-11-12

保有銘柄上位10位(総資産の65.10%)
Sociedad Quimica Y Minera De Chile SA Pfd Registered Shs Series -B- SQM-B 11.64%
Enel Americas SA ENELAM 9.84%
Banco De Chile CHILE 9.40%
Empresas COPEC SA COPEC 8.27%
Falabella SA FALABELLA 4.90%
Empresas CMPC SA CMPC 4.51%
Banco Santander Chile BSANTANDER 4.43%
Banco de Credito e Inversiones SA BCI 4.24%
Cencosud SA CENCOSUD 4.15%
Enel Chile SA ENELCHILE 3.72%

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チリは「南米の優等生」

Embed from Getty Images
(サンティアゴ)

では次に、マクロ的にチリを見てみたいと思います。

チリ共和国(通称チリ)

  • 人口:約19百万人(2018年)(2000年以降、南米の近隣諸国からの移民ラッシュで人口が増加中)
  • 一人当たりGDP:約15,000ドル(世界61位、2019年)
  • 首都:サンティアゴ
  • 言語:スペイン語
  • 面積:日本の約2倍。南北の長さは約4600kmあり、北側は赤道に、南側は南極に近い。
  • 経済:輸出依存型経済。鉱業(銅の産出量世界第1位、主要顧客は中国)、農林水産業
  • eコマースが急成長しており、一人当たりEC利用額は中南米でトップ
  • 観光業がコロナ前は急成長(パタゴニア、イースター島、アンデス、アタカマなど)

チリは、ラテンアメリカでは最も経済・生活水準が安定し、国家債務も少なく、政治も安定しており「南米の優等生」と呼ばれますが、一方で、他の中南米諸国同様、国民の経済格差・所得格差が大きく、デモの発生などが問題となっています。

勝手に選ぶチリの注目産品ベストワンは?


(チリのワイン「Diablo」のWebサイト)

以上、ご参考になれば幸いです。

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