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コラム

グローバル投資戦略として、各国の通貨を「グルーピング」してみよう

ファンダメンタルズ分析による通貨の「グルーピング」

このシリーズでは、世界の様々な投資対象に目をむける「グローバル投資戦略」について、書いています。

前回の記事では、主にマクロ経済のファンダメンタルの点から、目先はオーストラリア(特に通貨の豪ドル)の投資妙味が大きいと考える点についてまとめました。

今回の記事では、同じくマクロ経済のファンダメンタルズの点から、各国の通貨を「グルーピング」することをまとめておきたいと思います。

以下のグルーピングの方法は、私のオリジナルではなく、三菱UFJ銀行(以下MUFG)によるもので、同行の為替相場レポートに頻繁にでてきます。(引用元:「経済・産業レポートとマーケット情報」MUFG

このグルーピング手法は大変秀逸で、私は長年使っていますので、ぜひご紹介したいと思います。MUFGの為替レポートは、「東京銀行」から長年引き継がれたノウハウが満載で、とてもおすすめです。

若い世代の貴方にご質問です。「東京銀行」をご存じでしょうか??

さて、MUFGによる各国通貨のグルーピングの評価軸は、以下の3つを使います。

  1. 先進国か、新興国か
  2. 経常収支黒字国か、経常収支赤字国か
  3. 資源国か、そうでない国か(輸出のうち一次産品が3割以上を占めるか否か)

以上の3つの軸を使って、各国の通貨をグルーピングしたものが、以下のテーブルです。

先進国か経常黒字か資源国か該当国の通貨
グループ1先進国黒字非資源国日本、スイス、スウェーデン、ユーロ圏
グループ2先進国赤字非資源国英国
グループ3先進国黒字資源国オーストラリア、ノルウェー
グループ4先進国赤字資源国ニュージーランド、カナダ
グループ5新興国黒字非資源国中国、韓国、台湾、シンガポール、タイ、チェコ、ポーランド
グループ6新興国赤字非資源国フィリピン、インド、トルコ、ハンガリー
グループ7新興国黒字資源国マレーシア、ロシア
グループ8新興国赤字資源国インドネシア、南アフリカ、ブラジル、メキシコ、アルゼンチン、チリ

なお、米ドルは分類上はグループ2に属しますが、基軸通貨なので意図的に除外しています。

経済環境や相場環境によって、以上の各グループの通貨は、類似の動きとなることが多いとされています。最もリスク耐性の強い頑強な経済は「グループ1」で、市場がリスクオフの時に買われます。グループの下にいくほど、頑強でない経済とされます。頑強でない経済の通貨は、特定の条件で買われますが、それ以外では売り圧力が優勢であるために、経済環境・相場環境によって変動が大きくなります。
また、資源国の通貨は、資源価格の影響を強く受けます。(カナダドルとWTI原油、ノルウェークローネと北海ブレント原油、オーストラリアドルと鉄鋼石、ニュージーランドドルと乳製品、ブラジルレアルと農産品など)

以上のグルーピングは、世界の様々な投資対象に目をむける投資戦略の前提として有効だと思いますので、ご参考になれば幸いです。

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