IG証券
コラム

ESG投資と配当株投資の両方に適した米国株は?

ESG投資とは?

本日は雇用統計が出る金曜日ですね。ここ数日の米国株市場は様子見でしたが、今晩は動くでしょうか。(雇用統計の結果が悪い方が、株式市場には都合が良さそうですが。)

さて、本日は「ESG投資と配当狙いの両立」というテーマについて、書きたいと思います。

まず、ESG投資とは具体的にどういうものでしょうか?
ESG投資について、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のサイトでは、以下の様に説明されています。

ESGは環境(Environment)社会(Social)ガバナンス(Governance)の英語の頭文字を合わせた言葉です。投資するために企業の価値を測る材料として、これまではキャッシュフローや利益率などの定量的な財務情報が主に使われてきました。それに加え、非財務情報であるESG要素を考慮する投資を「ESG投資」といいます。ESGに関する要素はさまざまですが、例えば「E」は地球温暖化対策、「S」は女性従業員の活躍、「G」は取締役の構成などが挙げられます。

ESGという言葉が知られるようになったのは、2006年に国連のアナン事務総長(当時)が機関投資家に対し、ESGを投資プロセスに組み入れる「責任投資原則」(PRI、Principles for Responsible Investmentを提唱したことがきっかけです。2008年のリーマン・ショック後に資本市場で短期的な利益追求に対する批判が高まったこともPRIの署名機関増加につながり、2019年3月末時点で2400近い年金基金や運用会社などがPRIに署名しています。このうち年金基金などアセットオーナーの署名は432にのぼり、その運用資産残高の合計は20兆ドル以上(約2200兆円)に達しました。GPIFも2015年にPRIに署名しています。

ESG投資に似た概念としては、社会的責任投資(SRI、Socially Responsible Investment)という言葉を聞いたことがある人もいるでしょう。定義の違いについては様々な説明の仕方がありますが、SRIがまずは倫理的な価値観を重視することが多いとされるのに対し、ESG投資は長期的にリスク調整後のリターンを改善する効果があるとされています。このためGPIFにとってのESG投資は、「年金事業の運営の安定に資するよう、専ら被保険者の利益のため、長期的な観点から、年金財政上必要な利回りを最低限のリスクで確保することを目標とする」というGPIFの投資原則に沿い、受託者責任を果たすことができる投資手法であると考えています。

また最近、SDGs(=Sustainable Development Goals、国連の持続可能な開発目標)が注目されています。GPIFが東証一部上場企業を対象にした2019年のアンケートでは、SDGsへの取り組みを始めている企業が45%、SDGsへの取り組みを検討中の企業は39%を占めました。SDGsの取り組みによって企業価値が持続的に向上すれば、GPIFにとっては長期的な投資リターンの拡大につながりますので、GPIFによるESG投資と、投資先企業のSDGsへの取り組みは、表裏の関係にある、と解説されています。

目次に戻る

ESG投資と配当狙いを両立できる個別銘柄は?

このランキングの上位銘柄を見ると、米国株の中で配当利回りが高い銘柄には、「石油メジャー関連」と「タバコ関連」が多いことがわかります
そして、石油メジャー関連とタバコ関連は共に、ESG的には評価がおそらく低い、という想像がつきますね。

それでは、石油メジャー関連やタバコ関連を除いて、ESG投資と配当狙いを両立できる個別銘柄にはどのような銘柄があるでしょうか?

これについて、バロンズが以下の興味深い記事を出しています。
Here’s How to Marry ESG and Dividends. And 5 Picks for a Start.
バロンズ, 2021-09-02

このバロンズの記事では、モーニングスターが発表しているESG的に評価の高い配当株のリストに注目、そのリストから、時価総額が大きく利回りが2%以上の5銘柄を以下の通りピックアップしています。モーニングスターは、これらの企業は永続的なビジネスモデルを持っており、20年以上にわたって競争上の優位性を維持できると分析しています。

銘柄時価総額 (Bil$)配当利回り (%)年初来リターン (%)
ホームデポ(HD)3442.024.2
インテル(INTC)2192.610.5
ペプシコ(PEP)2162.77.1
テキサス・インスツルメント(TXN)1762.218.3
アムジェン(AMGN)1283.10.3

(出所:モーニングスター、2021-08-31)

配当狙いの投資では、ESG投資の観点からの評価を加えると、キャピタルゲイン込みで長期的に安定した投資になる可能性がありそうです。

以上ご参考になれば幸いです。

目次に戻る

 

(オススメ)江守哲のリアルトレーディング・ストラテジー独自の「グローバルマクロ戦略」に基づいた運用の過程、分析を日本の投資家にお届けいたします。 | GogoJungle
独自の「グローバルマクロ戦略」に基づいた運用の過程、分析を日本の投資家にお届けいたします。

【(オススメ)グローバル投資戦略で最適な金融商品を選べる「IG証券」】IG証券
IG証券のメリット
・米国株の取扱銘柄数:約4,000銘柄(ほぼ全銘柄)
・米国株のレバレッジ5倍、売りからも可能(信用取引と同様のトレード可能)
・リーズナブルな手数料・1株数百円~数千円から
・米国株、米国ETF、欧州株、中国株、日本株等のCFD:約12,000銘柄
・世界の主要株価指数CFD(ラッセル2000、GAFAM+指数、VIX指数を含む):約40銘柄
・金、原油、銅、コーンなど商品CFD:約70銘柄、通貨(FX):約100通貨ペア
・ARKK・ARKQなどのARKのETF(CFD)を取り扱う国内証券はここだけ
・バイナリーオプション、ノックアウト・オプション
・ロンドン取引所上場、世界23万人以上が利用、CFD世界No1
・学習コンテンツ充実、新規口座開設キャンペーン(5万円キャッシュバック)
スポンサーリンク
米国株投資ガイド『米国株.com』
タイトルとURLをコピーしました