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ランキングと個別銘柄チャートの最終更新日は、2022年12月25日です。
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ラッセル2000株価指数(米国経済回復の先行指標)に注目しよう

ラッセル(Russel)2000株価指数とは?

ラッセル(Russel)2000株価指数とは、米国の代表的な株価指数の一つで、米コンサルタント会社のラッセルインベストメント社が1984年に開発した指数です。同指数は、ニューヨーク証券取引所やナスダック等に上場している銘柄のうち、時価総額が上位1001位から3000位までの銘柄の浮動株調整後の時価総額加重平均型の株価指数です。(なお時価総額上位3000社で構成される指数をラッセル3000株価指数とよび、そのうち上位1000社を除いたものが、このラッセル2000株価指数です。)

ラッセル2000株価指数は、米国市場の時価総額のおよそ10%を占めており、小型株で構成されることから、景気に敏感に反応する傾向にあり、景気が悪くなるときには先行して下げていくため、「暴落の先行指標」・「炭鉱のカナリア」とも呼ばれています。

この記事を書いている2020年12月中旬は、むしろ逆のタイミングです。3月の暴落以降、FRBの超緩和政策から投入された資金はIT・ハイテク株中心に株価をバブル的に押し上げてきましたが、現在は新型コロナウイルスのワクチン開発が進展しこれからワクチンの普及が始まろうとしており、米国の実体経済はこれから回復を始めようとしています。

以下は、主要株価指数がそろって高値をつけて相場付きが変わった2020年9月月初からの、直近約3か月を比較したチャートです。青がラッセル2000、赤がダウ平均、オレンジがS&P500、紫がナスダック総合、一番下の緑がナスダック100です。(なお赤い垂直線は、大統領選投票日の11月3日です。)

この3か月は、IT・ハイテク株中心のナスダック100指数の調整が最も大きく、一方で小型株で構成されるラッセル2000株価指数のパフォーマンスが際立って良いことがわかります。今は金融相場から業績相場に移行しようとするタイミングであり、しばらくはラッセル2000株価指数のパフォーマンスが良い相場が続きそうです。

ご参考に、以下は、2020年年初からの直近約11カ月の比較チャートです。年初来ベースでは現在、ラッセル2000株価指数はS&P500株価指数とほぼ同じパフォーマンスとなっています。

ラッセル2000株価指数に連動するETF

ラッセル2000株価指数に連動する最も代表的なETFとして、IWMを紹介しておきます。

IWM:iShares Russell 2000 ETF
運用会社:BlackRock
Yahoo Finance

Inception Date: 2000-05-22
Net Assets: 51.03B$
Net Expense Ratio: 0.19%

Top 10 Holdings
Caesars Entertainment Inc (CZR) 0.50%
Penn National Gaming Inc (PENN) 0.47%
Plug Power Inc (PLUG) 0.44%
Mirati Therapeutics Inc (MRTX) 0.43%
Sunrun Inc (RUN) 0.41%
Novavax Inc (NVAX) 0.38%
Darling Ingredients Inc (DAR) 0.34%
Lithia Motors Inc Class A (LAD) 0.33%
Deckers Outdoor Corp (DECK) 0.32%
Ultragenyx Pharmaceutical Inc (RARE) 0.32%

経費率が低く、時価総額も大きく、歴史も長い優良なETFですね。ETFの人気ランキングでも10位内に入っていることが多いです。


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