(1)『3波狙いトレード戦略(米国株.com式)』とは?
(2)トレンド転換とは?
(3)推奨設定(時間足・トレード対象他)
(4)質の良い1波の見極め
(5)2波・3波の待ち方
(6)波動のフラクタル構造と「3波3波」
(7)最もトレードしやすい株価指数CFDは何か?
(8)貴方のポートフォリオは、長期と短期に分かれていますか?
はじめに
今回の記事では、1波につづく2波・3波の要点を説明していきたいと思います。
十分にひきつける
この手法をためしていただくと、まず最初は多くの方が、2波の途中で待ちきれずにエントリーしてしまう(エントリーが早すぎる)と思います。
今回の記事の内容は、いかに精度の良いエントリーにつなげるかに関するものです。
なおこの手法は、推奨設定の記事でご説明したとおり、4時間足レベルの高値・安値を使う(使うのは1時間足チャート)ゆったりしたスイングトレードですので、1波の見極めが良ければ、エントリーの精度が悪くても最終的に勝ちトレードになることが多いと思います。まずはロットを少なめにして、逆指値や分割エントリーを使って、数をこなしてみてください。
2波・3波における最も重要なポイントは。「2波の終了・3波の開始は、3波の途中までいかないとわからない。」という点です。
いかに引き付けて2波・3波を待つかという点で、以下のポイントがあげられます
時間調整(日柄調整)を意識する
2波は、1波や3波のようなトレンド方向への推進派と異なり、トレンドとは逆方向への調整波です。
2波は、(1)1波でエントリーしたトレーダーの決済の勢力と、(2)トレンド転換をみて新たにエントリーする勢力のせめぎあいでつくられる波動で、時間調整(日柄調整)の波動といえます。また基本的に、上下にふられる不規則な動きになりがちです。
上の実例では、1波は約2日半、それに対して2波も約2日半かかっています。
2波を待つ上で最も重要なポイントは、2波は時間調整(日柄調整)の波動であるために時間を要する、という認識です。
下位の時間足におけるトレンド転換を意識する
次のポイントは、「下位の時間足におけるトレンド転換を意識する」という点です。
下の図をご覧ください。
上の図では、4時間足レベル(表示するのは1時間足チャート)の2波の中に、下位足の1時間足レベル(表示するのは15分足チャート)の小さな波動を記載しています。
4時間足レベルの2波の中で、1時間足レベルでは、まず下降トレンドが発生し、その後トレンド転換して1波、そして2波、3波と移行していることがお分かりいただけると思います。
このように、4時間足レベルの2波・3波を待つ上では、下位の1時間足レベルのトレンド転換に注目することがとても重要です。
1波でブレイクした抵抗帯の境界に注目する
下図は、前回掲載した1波の見極めをめぐる説明図です。
2波は、1波がブレイクした重要な抵抗帯の境界付近で止まりがちです。
もしこの付近で止まらなければ、綺麗に3波に移行する可能性がかなり低くなった、と考えることができます。
フィボナッチ・リトレースメントを参考にする
当手法に限らず、反転の波動は主たる波動の、0.382、0.5、0.618付近が意識されがちですので、参考にすることができます。
そうなりがち、というだけで、フィボナッチ・リトレースメントを単独で使うのは危険です。あくまで参考程度になさってください。
逆指値を利用する
日中お仕事があってチャートを見れないサラリーマン・トレーダーの方は、特に逆指値を利用することをおすすめします。逆指値の設定ラインは、上記の各項目を参考になさってください。