この記事は「クラウド・コンピューティング関連銘柄特集」の一環で書いています。
クラウド・コンピューティング市場の年平均成長率は、「17%」
今週は、クラウド・ストライクのナスダック100組み入れ、スノーフレークやセールスフォースの好決算など、クラウド関連銘柄の好材料が続いていますね。
本日は、クラウド・コンピューティング市場に関する以下の興味深い記事をご紹介します。
クラウド需要は「今後も長期間、果てしなく成長」
引用元:EE Times, 2021年8月20日
Quarterly Cloud Market Leaps to $42B – Amazon, Microsoft & Google Pocket 63% of Dollars Spent
引用元:Synergy Research Group, 2021年7月29日
- 世界クラウド市場は2021年第2四半期に、前四半期から27億米ドル増となる420億米ドル規模にまで拡大する見込みで、前年同期比では39%増という目覚ましい成長である
- クラウド市場は引き続き、AmazonやMicrosoft、Googleの他、一部のクラウドプロバイダーにとって、拡大し続けるサクセスストーリーとなっていくだろう
- 通常であれば、このように急激な成長を遂げる大規模市場において、成長率が実際に伸び続けるとは予測できない。しかし当社の調査結果からそれが証明されている
- このような成功は、苦労してやっと得られた成果だといえる。AmazonとMicrosoft、Googleの設備投資費は、3社合計で1四半期当たり250億米ドルを上回る。その資金の大半が、340超に及ぶハイパースケールデータセンターの建設/設備に投じられている。また、クラウド市場が継続的に拡大することにより、既存メーカーや新規プロバイダーには、オンラインショッピングの増加やホームオフィスの一般化のように、さまざまなチャンスがもたらされるだろう
(クリックで拡大できます。データ元)
この他にも複数の市場調査会社が、「クラウド需要は今後も長期間にわたり、果てしなく成長し続けていくだろう」と予測しています。例えば、テクノロジーコンサルタントのTechnavioは、2025年には世界のクラウドコンピューティング市場が2870億米ドルを超えると予測しており、これは年平均成長率17%に相当します。
「果てしなく」という言葉は適切でないかもしれませんが、とにかく異例の高成長な市場であることがわかります。
キーワードは「マルチクラウド手法」
上の記事では、クラウド・コンピューティング市場の持続的成長を支えるキーワードとして、多くのユーザー企業が採用している「マルチクラウド手法」を挙げています。
クラウド・コンピューティング関連ETF
クラウド・コンピューティングに関連するETFとして、グローバルXの「CLOU」があげられます。
下のチャートは、2020年年初からのCLOU(青)、S&P500(オレンジ)、ナスダック100(緑)を相対比較したものです。2021年8月20日時点
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