日本に長期投資できない理由
貴方の大切な資産を長期投資する上で、各国の人口動態をおさえておくことはとても重要ですね。
以下の過去記事もご覧になっていただければと思います。
以下の過去記事もご覧になっていただければと思います。
米国は2100年でも人口が増加中。(米国の衰退に賭けない方が良い)
グローバル分散投資を行う上で、人口動態の把握は重要 グローバル分散投資を行う上で、主要国の人口動態をおさえておくことは大切ですね。 下のグラフは、人口が多い世界の国々について、2020年から2100年までの、総人口と生産年齢人口(1...
イーロン・マスク氏、日本の人口減少についてツイート
イーロン・マスク氏が、日本を名指しで、人口減少を心配している以下のツイート(2022年5月7日)が話題になっています。
2021年10月1日時点の日本の総人口が前年から64万4000人減少して1億2千5百万人になった、という報道に対して、マスク氏は、「当たり前のことをいうようかもしれないが、出生率が死亡率を上回るための何かの変化がない限り、日本はいずれ存在しなくなるだろう。」とツイートしました。
マスク氏は、かねてより、世界の出生率の低下傾向に警鐘を鳴らしてきています。同氏は、「世界に大きなインパクトをもたらしたい」という思いが、モチベーションにつながっています。
日本は長年、子育て世代の支援を中心にした少子化対策を進めてきましたが、現実は手遅れ状態になってしまっていますね。これの背景としては、問題を直視せず、大きな痛みを伴う2つのタブー(①移民の受け入れと、②人口の地方分散)に挑戦できなかったことがあるとされています。
日本人というか日本社会の大きな特徴の一つは;
- 小さなことを皆で協力してコツコツやることはとても優秀で、品格・礼儀も世界屈指
- でも、いざ大きな方針を変えないといけない状況になると、問題を直視できなくなる
という点だと思います。
痛みを伴う改革を、嫌われても断行するサッチャー英国元首相のような政治家が出てこないというか、日本社会が出そうとしていないんですかね。
マスク氏は気まぐれ・予測困難といわれる一方で、言っていることは正論で、行動力もずば抜けていることが、世界中で共感されているのだろうと思います。